GIANT ESCAPE AIR 2016

クロスバイクの定番モデルGIANT ESCAPE(ジャイアントエスケープ)シリーズにはR3、AIR、RX、GRAVIERと4つのモデルが存在します。クロスバイク初心者にとっては「何がどう違うの?」と迷われる方も多いはず。そこで、エスケープシリーズの違いを解説していきます。初めてクロスバイクを購入する際の参考にしてみてくださいね。

2016にフルモデルチェンジ、ESCAPE AIR(エスケープ・エア)

GIANT ESCAPE AIR 2016

税抜価格:70,000円

エスケープシリーズ中、軽量さを重視したモデルがAIRです。2016年にフルモデルチェンジされ、フレームの設計やパーツ構成が見直されました。

ベーシックモデルの『ESCAPE R3』がクロスバイクとしては十分に軽量な10.2kg(465mmサイズ)へ対し、『ESCAPE AIR』はなんと9.6kg!(465mmサイズ)。

フレームはアルミ素材のトリプルバテッドチューブを使用しています。トリプルバテッドチューブとは、ロードバイクにも広く採用されている技術で、パイプの肉厚を高い剛性が必要な箇所だけを厚くし、余分な重量を減らす加工です。

また、アルミのチェーンガード、質感の高いマット塗装など『ESCAPE AIR』は高級感を感じさせるクロスバイクです。

2016新モデル!油圧ディスクブレーキ搭載のマウンテンバイク要素のあるクロスバイク、TOUGHROAD(タフロード)

GIANT TOUGHROAD 2016

税抜価格:110,000〜140,000円

2016年モデルから登場した新型が『TOUGHROAD(タフロード)』です。オンロード・オフロード両方へ対応が出来る様に、幅広のセミオフロードタイヤ・油圧ディスクブレーキ・剛性を高めたフレーム設計が施されています。

上位グレードのSLR1には前後キャリアが標準装備され、キャンプ場へ持って行き、多少の荷物を乗せてオフロード走行も楽しむといった使い方も出来ます。

もちろんオンロード走行性能も重視されたモデルのため、通勤時の荷物などを載せ、都会のジャングルをガンガン走り倒す!という使い方にもピッタリですね。

アウトドアもイケちゃうGRAVIER(グラビエ)

GIANT ESCAPE GRAVIER 2016

税抜価格:63,000円

ESCAPE AIR(フルモデルチェンジ前のモデル)をベースに、走行の安定感を加え、荒れた未舗装道路での走行ができるようにしたモデルがGRAVIER(グラビエ)です。

スピードよりも乗り心地、たまにはアウトドアでも使いたいという人にオススメのモデルです。

マウンテンバイクのサイズである27.5インチホイールに1.5インチ(40mm)の幅の広いタイヤをグラビエは履いています。この幅広タイヤにより、街乗りでもちょっとした歩道の段差や路面のデコボコも気にせず走る事ができます。

オンロード向けのクロスバイクやロードバイクは細いタイヤを履いているため、段差でのパンクに気を遣わねばならないのですが、グラビエならばガンガン街乗りで走り倒すことができるでしょう。

クルマで言うなら、トヨタ・ハリアーやホンダ・ヴェゼルの様なオンロード系SUVでしょうか。

クロスバイクのド定番モデル、ESCAPE R3(エスケープ・アールスリー)

GIANT ESCAPE R3 2016

税抜価格:55,000円

GIANTのみならず、クロスバイクの代表モデルと言えるのが『ESCAPE R3』です。2015年モデルでフルモデルチェンジが図られ、最先端のクロスバイクだとも言えます。

「初めてクロスバイクを購入するけれど、何をどう選んだら良いのかわからない」という人は、これを買っておけば間違いはありません。価格も55,000円と少し良いママチャリを買う位の価格です。

GIANTは台湾のメーカーですが、ESCAPEシリーズは日本で企画されているため、日本人が日本で乗るために作られたクロスバイクです。サドルもお尻の痛さを低減させる仕様であったりと、通勤などで使用するスポーティな自転車が欲しいという人にはピッタリです。

ロードバイク向けコンポーネント『ティアグラ』搭載モデルもある上級モデル、ESCAPE RX(エスケープ・アールエックス)

GIANT ESCAPE RX 2016

税抜価格:69,000〜100,000円

ESCAPEシリーズの中でも乗り心地を向上させ、長距離のサイクリングなどにも使いやすい上級モデルが『ESCAPE RX』です。

「D-Fuse」シートピラー(自転車とサドルを繋ぐ棒状の部品)が採用され、路面からの振動を吸収してくれる事で、長距離ライドでも身体の負担が少なく済みます。

R3やAIRと比較し、ロードバイクに近い座り位置となるフレーム設計がされており、よりスピードを出しやすい体勢を取ることができます。

2016年にフルモデルチェンジされたシマノ製ロードバイク向けコンポーネント『ティアグラ』が上位グレードの『RX1』へ搭載された事もトピックスです。

スポーツ自転車が欲しいけれど、ロードバイク程高くなく、気を遣わないで乗れるクロスバイクが欲しい人にはESCAPE RXがオススメです。

まとめ

ざっくりしたエスケープシリーズ各モデルの特徴

・やっぱり、よくわからなかったけど、クロスバイクは欲しい→R3
・ちょっとイイやつが欲しい→AIR
・長距離走行、速さを求めたい人向け→RX
・段差とか気にしたくない→GRAVIER

このような各モデルの基本的な違いを頭に入れておけばGIANTのクロスバイク買う時に迷わなくて済むはずです。