SPECIALIZED Allez Sprint Comp
（スペシャライズド アレー スプリント コンプ）
「世界初のアルミ製スーパーバイク」と称し、スペシャライズドが新たに打ち出した2022年モデルの「ALLEZ SPRINT」。
ワールドツアーなど世界最高峰の舞台で数々の勝利を手にしてきた同社のカーボンレーシングバイク「Tarmac SL7」。その開発で培われた知見と技術が注ぎ込まれた1台だ。
今までにない複雑な形状のヘッドチューブや内装ケーブルシステムにより、より優れた空力性を実現。
中でも、フレームを形成する各チューブの溶接方法が従来よりも進化している。
従来の2021年モデル
ペダルに最も近く、効率的なパワー伝達のために非常に重要な部分であるBB（ボトムブラケット）。従来はこのBBが上記の写真のように、単独で生成され、ダウンチューブ・シートチューブ・（左右の）チェーンステーそれぞれと溶接されていた。
新型の2022年モデル
新たな2022年モデルのBBはダウンチューブと一体型の設計。ダウンチューブとの溶接が省かれたことで、軽量化と強度、そしてパワー伝達効率が大幅に向上している。
新型の2022年モデル
その他にも、ダウンチューブとヘッドチューブの溶接箇所が、従来よりも後方にずれた位置に配置されている。
従来の2021年モデル
溶接箇所がヘッドチューブから離れたことで、上記の従来モデルのようにヘッドチューブに集中した溶接箇所への負担が分散し、強度がアップ。さらに、溶接材が削減でき軽量化も実現されている。
新型の2022年モデル
そして、そうした溶接箇所を独自の「SMARTWELD」製法で繋ぎ合わせ、さらに強度が高められている。
空力性能やパワー伝達効率、強度、軽量化だけでなく、「Tarmac SL7」と同じカーボンシートポストやカーボンフォークを採用することで、路面からの振動を吸収し快適性も向上。
そんな「「世界初のアルミ製スーパーバイク」をシマノ105で組み上げ、30万円台で実現したのが「ALLEZ SPRINT COMP」。シマノDi2を含め、将来的なアップグレードも可能な設計だ。
クリテリウムなどの高速走行を繰り返すレース志向のライダーから、オールラウンドにロードバイクライドを楽しみたい初心者の方にもオススメできるモデルだ。
| カラー | Tarmac Black – Brushed Foil GLOSS OASIS – COOL GREY |
|---|---|
| サイズ | 49 / 52 / 54 / 56 / 58 |
| フレーム素材 | アルミニウム合金 |
| フォーク素材 | カーボン |
| 参考重量 | 7.5kg （上位モデルのLTD・56サイズの場合） |
| コンポーネント | SHIMANO 105 |
| ブレーキ仕様 | 油圧ディスクブレーキ |
| ホイール | DT Swiss R470 |
| 価格（税込） | ¥352,000 |
参照：SPECIALIZED
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