セミ?ハーフ?粘性も物によってそれぞれ
ドライとウェットの良いとこ取りをしたオイルもある、と述べたが本項ではその「新しいタイプ」について簡単に説明しよう。
「ハーフウェット」と「セミウェット」などと呼ばれるタイプがある。
オイル自体が「サラサラ」しているのが「オイルの粘性を変えてドライタイプに寄せたもの」、「ドロドロ」しているのが「よりウェットタイプの利点を強めたもの」。
繰り返すがどちらもウェット系の派生だ。長持ちしつつも、抵抗が大きい点は覚えておこう。
サラサラ系の特徴
サラサラ系の特徴は、ウェットタイプとドライタイプの良いとこ取りをしたものと思っていただきたい。
「効果が長持ちする・抵抗が大きい分力をかけやすい」といった利点を持ちつつも、「汚れがたまりやすい、抵抗が無駄」というデメリットを軽減している。デメリットを軽減している分メリットだった点は通常のタイプよりも効果が薄い面もある。
ドロドロ系の特徴
ドロドロ系の特徴は、ウェットタイプと「同等ながらも成分の違いで汚れにくい・抵抗が軽い」もの、もしくは「ウェットタイプの特徴をさらに引き出したもの」とに分けられる。
特に、抵抗の面ではドライタイプの「テフロンで抵抗を軽減する」考えよりも「油膜で抵抗を軽減する」考えで作られていると知っておくと便利だ。
種類は沢山!
意外と多いチェーンオイル、種類だけでなく粘性にも違いがあり、どの商品でもそれぞれ違いがある。
今回はそれぞれの特徴についてお届けしたが、まだまだ種類はある。特に高価なものだと通常のサイズで1万円を超えるものも・・・。
オイル選びだけでも奥は深いが、ライドスタイルの数だけチェーンオイルの選び方も違い、自転車は奥が深い。
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