クロモリ?カーボンより速いの?
現在、ロードバイクで主流のバイクはカーボン素材やアルミニウム素材を使用したものだ。
しかし、かつてはプロロードレースシーンにおいてもクロモリ素材のロードバイクが主流だったことはご存知だろうか?クロモリロードバイクと言えば、「重い」「硬い」「遅い」・・・そんなイメージがつきがちだろう。
残念ながら、一般的にカーボン素材のロードバイクより重いということは事実。
しかし、かつてプロの世界でも使用されていたように、クロモリロードバイクにもたくさんのメリットがある。
特筆すべきは何よりも、”自転車に乗ることを楽しめる”ことだろう。
アルミバイクにもカーボンバイクにもない、クロモリロードバイクの楽しみを見つけたい皆さんに、各メーカーのクロモリロードバイクをまとめてご紹介しよう。
チネリ(Cinelli)
チネリ(cinelli)は1948年創業のイタリアの老舗自転車ブランド。ロードバイク、ピスト以外にもハンドル、ステム、ラグ等を製作している。
日本への導入は1960年から始まったが、現在の価値で約40万円以上の高価なものであった。当時、自転車好きの力道山がイタリアへ行った際にチネリを見かけ、「ハンドルをギュギュッとねじっても壊れなかったから買って来た」という話が有名。
「自転車は流行を追う必要はまったくない。あくまでもレースのための機材なのだ」という思想のもと、自転車界を先導する数多くのイタリアンバイクを生み出してきたチネリ。一方、デザインに重きをおいた自転車作りをすることにより、より人間的な自転車を作り上げる事にも成功した。
2021年モデルでのクロモリロードバイクラインナップに大きな変更は無し。高性能オールラウンドバイクからイタリアンデザインバイクまで、幅広いラインナップだ。
ヴィゴレッリ (VIGORELLI)
チネリのクロモリバイク、ヴィゴレッリ。
クロモリロードバイクの中でも比較的安価で、すでにロードバイクを所有しながら、クロモリの乗り味を楽しむために2台目を検討している方にも、初心者にもオススメしたいモデル。ディスクブレーキモデル・キャリパーブレーキモデル共にラインナップされ、ユーザーの都合に幅広く対応する。
ヴィゴレッリ ロード ディスク(Vigorelli Road Disc)
希望小売価格 | フレームセット:135,000円 Shimano 105仕様:235,000円 Shimano 105 オメガアドベンチャー仕様:250,000円 SRAM Apex1 MIX仕様:320,000円 |
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カラー展開 | エレクトロンブルー |
メインコンポーネント | フレームセット Shimano 105 SRAM Apex1 MIX |
重量 | フレーム重量2200g フォーク重量450g |
ヴィゴレッリ ロード リム(Vigorelli Road Rim)
希望小売価格 | フレームセット:115,000円 Shimano Tiagra 仕様:170,000円 Shimano 105 仕様:210,000円 SRAM Apex1 MIX仕様:260,000円 |
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カラー展開 | パープルハート レッド(日本限定カラー) |
メインコンポーネント | フレームセット Shimano 105 SRAM Apex1 MIX |
重量 | フレーム重量2000g フォーク重量350g |
スーパーコルサ(SuperCorsa)
40年以上前から続く伝統的なモデル、スーパーコルサ。
フレーム素材は最新の物を使用しながら、BB規格(クランク接合部のパーツ)やチーノ・チネリがデザインしたフレーム設計、そしてイタリアの職人らしい芸術的な造りが特徴だ。
希望小売価格 | フレームセット:290,000円 ヴィンテージタイプ フレームセット:350,000円 |
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カラー展開 | ビアンコ パーラ アズーロ レーザー チタニウム グレイ ヴェルデ ジャガー ブラック タイ ブルー チャイナ ジアロ カリー ロッソフェラーリ |
メインコンポーネント | フレームセット |
重量 | フレーム重量1830g フォーク重量670g |