クロスバイクの本体以外に必要なアイテムの予算

クロスバイクに乗り始めるためには、車体以外に必要なアイテムが幾つかある。法律で義務付けられている物と義務付けられてはいないがあった方が良いものだ。必要最低限のアイテムを揃えるのなら、クロスバイク本体に加えて2万円を目安にすると良いだろう。

ライトやベルなど法律で義務付けられているアイテムライトとベル

価格:2000円〜
まず法律で義務付けられているのが前後のライトとベル。ライトの代わりである反射板とベルは本体に付属している場合が殆どだが、夜道を走るライダーは反射板に加え、視認性の高いライトを装着すると良い。車のドライバーに対して、動く物が前を走っている事をアピールする事で不要な追突事故を避ける事が出来るだろう。もちろん、夜間の走行時には明るいフロントライトが必須だ。クロスバイクはシティサイクルよりずっとスピードが出る自転車で、ちょっとした段差でも見落とすと転倒の原因となるため、しっかりと路面を照らしてくれるライトを用意しよう。

鍵(チェーンロック)鍵

価格:2000円〜
高価なクロスバイクに乗る上で必須になる丈夫な鍵(チェーンロックなど)も欠かせない。地球ロックと呼ばれるガードレールや標識など、地面に繋がる物へ鍵で固定する為には、ある程度の長さを持った鍵が必要だ。細いワイヤー錠はニッパーなどの工具で簡単に切断する事が出来てしまうため、太めのワイヤーやチェーンなど頑丈な物を選ぶことが大切。また、自転車の盗難防止において有効なのが「盗みづらそう」と思わせる事だ。見た目が頑丈な鍵を2つ以上使用する事で心理的な防犯性を高める事が出来る。

自転車保険

価格:300円程度(月額)
もし事故や盗難にあってしまった場合の為に、自転車保険への加入を検討して欲しい。自転車は道路交通法上、軽車両へ分類される。自分が被害者になる場合だけでなく、加害者となってしまう場合も想定し、保険への加入はクロスバイクに乗る以上、真剣に検討すべきだ。ただし、対人対物の補償は自宅の火災保険、クレジットカードの保険などでカバーされている場合もあるため、まずは自分が加入している各種保険の保障内容を確認して欲しい。

防犯登録

価格:500円
道路を走行する自転車には、法律で防犯登録が義務付けられている。防犯登録はクロスバイク購入時に自転車店で簡単に出来るので忘れないようにしよう。もし防犯登録をしていない自転車で走っている際に警察官から職務質問を受けると、所有者の確認ができず、盗難自転車だと疑われて面倒な事になる場合がある。

空気入れポンプ

価格:3000円前後
クロスバイクの場合、シティサイクルで使用する一般的な空気入れは使用できない。ほとんどのクロスバイクは仏式バルブという規格が採用されており、これに対応した専用の空気入れが必要だ。タイヤの空気圧が下がった状態で乗り続けると、漕ぐのが大変になるだけでなく、パンクしやすくなったり、段差の衝撃がホイールへ直接伝わり歪んでしまったりする。フロアポンプという専用の空気入れを準備し、定期的に空気圧の管理をする様にしよう。

ヘルメットヘルメット

価格:10,000円〜
クロスバイクは簡単に時速20km程度出すことが出来る自転車だ。転倒事故が起きた際に頭を守ってくれるヘルメットを装着することをオススメする。

スタンドスタンド

価格:2000円前後
基本的に、クロスバイクにはスタンドが付いていないモデルが多い。街乗りでシティサイクル代わりに使用する場合は、スタンドを後付けすることで場所を選ばず停めることができ便利だろう。

泥除けフェンダー

価格:2000円前後
クロスバイクには基本的に泥除け(フェンダー)が装着されていない。雨の日に乗らない人は必要ないが、雨の日に乗る予定があるなら、泥はねで服が汚れるのを防止するため泥除けをつけると良いかもしれない。