ディスクブレーキのデメリット

  1. 使用パーツ点数が増えるため重量が増加する
  2. 専用設計のフレームやホイールが必要

デメリット1. 使用パーツ点数が増えるため重量が増加する

リムブレーキと比較してパーツ点数が増える事と、ハブ周辺へかかる荷重が増えるため剛性を上げねばならず、ロードバイク全体の重量が増加します。100g程度は最低でも重くなります。

しかし、この重量増も今や軽量なフレームが多数登場しており、腰下重量も軽量なカーボンホイールで重量を削れば相殺できる範囲でもあります。

何より、軽量化を追求するホビーライダーは自身の軽量化が一番重要かもしれませんね…。

デメリット2. 専用設計のフレームやホイールが必要

ディスクブレーキはリムブレーキと減速時の荷重がかかるポイントが異なります。

ハブ周辺へ大きな力がかかる事になるため、ホイール自体も剛性バランスが専用の設計を施されたものが必要です。スポーク本数を増やしたり、ハブ周辺の強度アップが必要になるため、どうしても重量増加を避ける事ができません。

また、リアブレーキもハブ周辺へ装着される事により、フレーム自体も専用設計が必要です。リアエンド周辺はブレーキユニットのサイズ分、幅が必要となるため、手持ちのフレームをディスクブレーキ化する事ができません。

さらに、ディスクブレーキとリムブレーキではストッピングパワーによる荷重のかかるポイントが異なり、左右の重量バランスや必要な剛性設計も異なります。これに応じ、フレームの設計も変える必要があります。

まとめ

メリット・デメリットを見比べると、使用シーンによってはメリットの方が大きいと感じられます。特に高いストッピングパワーが求められるダウンヒルなどの高速走行時、雨天時には、油圧式ディスクブレーキの方が非常に有利となるでしょう。

1 2