ドロップハンドルの各種サイズ

ドロップハンドルにもサイズがある。自分のロードバイク乗車時の肩幅を基準にし、自分に合ったものを選ぶ必要がある。

ここでは、ハンドルにおいて注意してほしい各部のサイズを見ていこう。

ハンドル幅

ドロップハンドルを乗車始点から見た図(参照:3T Cycling)

ハンドル幅の表記には2種類ある。「芯-芯(C-C)」と「外-外」だ。例えばハンドル幅400mm表記でも計測がこちらの2種類だと大きく異なる。

芯-芯(C-C) ハンドルの左右ドロップエンド中心の幅を計測した値。
図ではW2にあたる。
外-外 ハンドル左右ドロップエンド外側同士の幅を計測した値。
図にはないがW2始点終端のそれぞれ外側。

ハンドルクランプ径

ハンドル幅以外に、ステムとハンドル接合部の太さを表すクランプ径がある。ロードバイク向けドロップハンドルの主流は26.0mmと31.8mmの2つ。近年での主流はディスクブレーキ化に伴い、各ロードバイクメーカーやハンドル販売メーカーの独自規格になっていることもある。図では中心の点々部の太さを表す。

リーチ・ドロップ量

ドロップハンドルを横から見た図(参照:3T Cycling)

リーチ・・・ハンドルのフラット部からシフトブレーキレバーの接合部方向先端までの距離を測った値。ここの長さは基本ポジションの遠近に大きく影響する。長いとより前傾姿勢の取れるポジションに、短いとハンドリングがクイックになる利点がある。図ではR2にあたる部分。

ドロップ量・・・ハンドルのフラット部分からドロップエンド部の高さ(落差)を指す。ドロップ量が大きいとより前傾姿勢がとれるレーシーなポジションが可能。しかし、その分体の柔軟性も必要となる。D1の高さを示す部分がそうだ。

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