初心者のクロスバイク購入時の目安となる予算は7万円
初めてクロスバイクを購入しようと考えている初心者にとって、予算をいくらに設定するかが最初の大きなハードルだろう。
様々なメーカーのクロスバイクについて調べてみると、シティサイクル(ママチャリ)より少し高い5万円程度のモデルから、ロードバイクのエントリーモデルよりはるかに高い30万円を超えるモデルまで存在するからだ。
クロスバイク購入の目安はなぜ7万円?
一般的に、初心者がクロスバイクを購入する際にかかる費用の目安と言われるのは、7万円〜10万円程度だが、このクロスバイクの価格差は一体何に起因するのだろうか。
今回は、価格差が生まれる理由と、初心者にオススメの7万円〜10万円程度で購入できる代表的なモデルを中心に解説していく。
-目次-
1 フレーム素材の違いが価格差に大きく影響
1-1 アルミやクロモリは丈夫
1-2 カーボンは軽く衝撃吸収性が優れている
1-3 初心者ならまずはアルミフレームのクロスバイクがオススメ
2 クロモリフレームのクロスバイク
3 アルミフレームのクロスバイク
4 カーボンフレームのクロスバイク
5 価格と乗り心地を大きく左右するコンポーネントの違い
6最後に
フレーム素材が値段に大きく影響
クロスバイクの価格を大きく左右するのがフレームの素材だ。例えば、10万円以下のモデルは主にアルミやクロモリ(※鉄にクロムとモリブデンを添加したもの)のフレームが使用されている。
アルミやクロモリは安くて丈夫
アルミやクロモリを、高価なクロスバイクに採用されることの多いカーボンと比較すると、重量は重いものの耐久性が高く壊れにくいというメリットがある。また、安価であることも大きなポイントだ。
カーボンは高いが、軽くて衝撃吸収性◎
高価なクロスバイクに使われるカーボンフレームは、軽さと衝撃吸収性の高さが大きなメリットだ。MTBと異なりサスペンションを使用しないクロスバイクは、地面からの衝撃が予想以上にダイレクトに伝わる。中距離〜長距離を快適に移動したい人と考えているならカーボンフレームはオススメだ。
なお、フレームはアルミやクロモリで作り、フロントフォーク(※前輪を挟むフォークのような形のパーツ)だけカーボン素材を使用したクロスバイクもある。フロントフォークは路面からの衝撃を腕に伝えるパーツなので、衝撃吸収性の高いカーボンを使用することで快適性が高まる。
初心者はまずはアルミフレームのクロスバイクがオススメ
クロスバイクを初めて購入する初心者にオススメするのは、やはりアルミフレームだ。価格や重量のバランスが良いため、自転車メーカー各社はアルミフレームのクロスバイクを数多く用意している。そのため、自分の予算にあったモデルの中から好みの一台を見つけやすいのだ。