フレーム素材のグレードが違う

同じアルミフレームと言っても、その精錬や加工の仕方で重量と強度は大きく変わってきます。有名ブランドはロードバイクや高価なクロスバイクに自社生産のアルミ素材ではなく、外部の専門メーカーが開発している物を採用している事がある程、フレーム素材の開発は技術とコストがかかる物なのです。

TCR SLR 1

GIANTのアルミロードバイク、TCR SLR 1のお値段は23万円 引用:GIANT

有名メーカーはクロスバイクだけでなくロードバイク等、より高価でシビアな性能を求められるモデルを開発している場合が殆ど。そういった領域で培ったノウハウが安価なモデルにも落とし込まれているのです。自転車のフレームは中が空洞になったパイプ状の物です。フレームパイプをいかに肉薄にしつつ強度を保つかという部分で、安価なクロスバイク風スポーツ自転車と、有名メーカーのクロスバイクとでは大きな差が生まれてきます。

タイヤサイズは650C

タイヤのサイズはクロスバイクで一般的に採用されている700C(27インチ)で、ロードバイクでも同様です。しかしGRAPHIS GR-001Gは650C(26インチ)サイズです。これはマウンテンバイクなどで採用されているタイヤサイズであり、タイヤ外径が小さい分、回転効率は劣るため10km以上走る…といった乗り方には向きません。フレームサイズが1サイズしか無い中、幅広いユーザーへ対応するために、フレームは170cm前後の人向け、タイヤサイズを小さくして身長が低い人でも乗りやすいようにする意図があるのかも知れません。

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