ワイヤーの張りを調整

アジャストボルトの調整が終わったら、最後にワイヤーの張り具合を調整する。

ワイヤーの調整は、ディレイラーとワイヤーの接続部分のプラスチックや樹脂でできたアジャスターで調節しよう。

アジャスターの調整は、ワイヤーのテンション(張り具合)を高めたい時は反時計回り、緩めたい時は時計回りに回す。時間経過や劣化でワイヤーが伸びた時は反時計回りに回す必要がある。

また、アジャスターの調整は必ず少しずつ回すようにしよう。目安としては90度ずつ回転させて、調整しすぎと感じたら45度ずつ戻すと良い。

最初にチェーンをギアの中心に合わせると調整しやすい。自転車の後ろ側から見て、アジャスターを回し、ギアとガイドプーリーがまっすぐになるように調整する。可動域を調整する際と同じような調整方法なのでわかりやすいだろう。

調整を終えたら、実際にペダルを回しながらギアを変速させよう。中心のギアから外側への切り替わりが良ければアジャスターを左側に、内側への切り替わりが良い場合はアジャスターを右側に回して調整する。

これでリアディレイラーの調整は完了だ。

むやみに弄る前に調べよう

ディレイラーの調整は、むやみに調整すると動きが悪くなってしまうことも多く、調整前よりも事態を悪化させてしまう可能性も。

調整に慣れていない分には問題ないが、知識を持たずに行うとワイヤーの寿命を減らしたり、走行中にディレイラーをホイールに巻き込んでしまう大事故に発展しかねない。

ディレイラー購入時の付属の説明書や、シマノ公式サイト、その他インターネットでも調べられるため参考にしながらの作業をおすすめする。

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