SCOTT FOIL TEAM ISSUE
スイス・メイドの緻密さと知性
スイスのブランドSCOTT(スコット)はスキー用品メーカーでも世界シェアNo.1。スイス・メイドの緻密さと知性を感じたいならば、FOIL TEAM ISSUE(フォイル・チームイシュー)が良いでしょう。
とにかく名前の「TEAM ISSUE」が良い。レーシングマシン感が名前から溢れ出ています。派手さを持ちながら上品にまとめられたカラーリングも、レーサー気分を盛り上げます。優れたエアロダイナミクス性能は貧脚でも巡航速度維持を手助けしてくれるでしょう。完成車価格85万円。
Pinarello DOGMA F8
ジャガーの屋根に乗せて走りたい
ロードバイク好きなら知っている、高級ブランドのPinarelloのフラッグシップ「DOGMA F8(ドグマ F8)」。フレームセットでの販売が基本となるため、今回の特集へ入れるか悩みましたが、外す訳にいかない程の魅力があるため加えています。
ひと目で「ピナレロだ」とわかる波打つ形状の「オンダフォーク」は、このドグマF8では新設計の「オンダF8フォーク」です。同じピナレロ乗りと出くわしても「俺のはオンダ”F8″フォークだ!」とドヤ顔が出来るでしょう。
何よりジャガーと共同開発を行い、世界最高峰のレースでタイトルを量産する「TEAM SKY」のマシンなので、自分の愛車と同じバイクがグランツールで活躍する姿を好きなだけ見ることが出来ます。
DOGMA F8を買うなら、同時にジャガーF-TYPEを購入し、TEAM SKYのチームカーよろしく屋根に乗せましょう。高級車 on 高級車。これで更に“プロっぽく見える感”が増すでしょう。
フレームセットで64万8000円。これに上級グレードのコンポとカーボンホイールなど高級パーツを存分に盛り込めば、あっと言う間に100万円オーバー!コンパクトカーが買えそうです。
まとめ
以上、乗り手が脚力を鍛えるという、ロードバイクの本流を完全に無視した妄想バイク選びでした。
「初心者っぽくないロードバイク選び2015」は、本気で日々鍛錬を行っているロードバイク乗りの方から怒られそうですが、ロードバイクにはストイックに鍛え続けるだけでなく、「オトナのオモチャ」としての楽しみ方も、また一つのロードバイクの楽しみ方だと思います。
Find Bikeでは「モノとして楽しむロードバイク」という切り口が、ロードバイク文化を日本で広める為に重要な要素として捉え、これからも魅力的なロードバイクをご紹介していきたいと思います。