電動コンポーネント
電動コンポーネントは、シマノが2009年に「デュラエースDi2」を発売したことによって自転車界でも大きく普及していった。また、2016年にはアメリカの「スラム」が”無線式コンポーネント”を発表し、ますます電動が主流に。
メリットとしては機械式の真逆だ。軽量であり、ワイヤー切れや変速性能の低下も遅い。変速性能は機械式よりも速く、変速スイッチはオプションでハンドルなど好みの箇所に設定が出来る。油圧ディスクブレーキの場合、電動であればブレーキレバーもリムブレーキと変わらないほどコンパクトなため、手の小さい方や大きいブラケットが煩わしく感じることも無い(スラム以外)。
また、機械式と比べると劣るとは言えるが、よほど暑かったり、極寒でない限りは電動でも作動する。
スラムの無線式であれば余計なワイヤーが無いことから軽量であり、見た目もスッキリ。細かい点だが、変速ワイヤーが無いだけでバイクの印象も大きく変わる。
デメリットとしては暑さでバッテリーに異常が起こることや電線ケーブルが切断すること(ほとんどないが)、価格が高価、定期的なバッテリー充電が必要なこと(バッテリー切れもほとんどない)などが挙げられる。
どっちが良いの?
良いか悪いかは人それぞれ・・・と言いたいところだが、プロ選手が使用している≒主流であることや、変速の手軽さ、性能を考えれば断然「電動コンポーネント」が良いと言える。
もちろん、機械式を使用するプロ選手もいるため、決して劣っているというわけではない。
筆者も電動コンポーネントを愛用しているが、とにかくストレスフリーであり、機械式と比べてもとにかく快適。
値は張るが、使い勝手や性能など含め、長い目で見ると電動コンポーネントの選択が良いだろう。
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