自転車通勤を始めたい!けど・・・

PARIS, FRANCE - AUGUST 04: Early morning commuters wait at a junction in one of the dedicated cycle lanes in Paris on August 04, 2020 in Paris, France. There are over 400 miles of cycle lanes and routes in Paris and since the end of lockdown the number of cyclists in Paris has risen by nearly 50 percent as authorities have encouraged cycling as a safer, and more environmentally friendly form of transport away from crowded buses and metro trains as they continue to try to halt the spread of COVID-19. (Photo by Kiran Ridley/Getty Images)

Photo by Kiran Ridley/Getty Image

毎朝の満員電車がどうしても辛い。そんな時に「自転車通勤」という選択肢を考えたことがある方もいるだろう。

しかし、電車で通うような距離であるため、数km〜20kmとママチャリでは少し無理がある方もいるだろう。そんな中で活躍するのが「スポーツバイク」。ママチャリと違い、軽量でスピードもそれなりに出せる。

自転車で通勤や通学をするにあたってどんなスポーツバイクを選べば良いのか?インターネットで自転車通勤と調べると、ロードバイクかクロスバイクの二択が多く出るに違いない。

通勤で使用するのであれば5万〜15万円ほどの自転車で事足りるため、自転車通勤への敷居も低い。

では、どちらが良いのか?今回は「通勤・通学にはロードバイクとクロスバイクのどちらがおすすめか」について説明していく。

※スポーツバイクにはピストバイクやマウンテンバイクも挙げられるが、今回はロードバイクとクロスバイクの2種類で説明する

選ぶポイントは?

先に結論を述べておくと、通勤・通学には「クロスバイクがおすすめ」だ。

理由は後述するが、ロードバイクとクロスバイクのどちらかを選択するにあたり、考慮すべきポイントは大きく2つ。「距離」と「荷物」の量だ。

まずは「距離」について。通勤の距離が15km以内ならクロスバイク、それ以上ならロードバイクがおすすめだ。信号を含めても都心や街中を私服で15km走ると1時間ほどかかる(個人差アリ)。人によっては、普段の電車通勤とさほど変わらない時間である。

しかし、それ以上の距離の場合、混雑する街中を1時間以上走るのは勤務前に荷が重すぎるだろう。

「時間短縮ならロードバイクで良いのでは?」そう思った方もいるだろう。ロードバイクは本来サイクルウェア(自転車用のジャージ)を着用しての走行が想定されているため、私服やスーツで跨ると陰部に痛みが生じたり悪影響だ。

たった数kmの通勤でガチガチのロードバイク乗りの服装をするには初期投資だけでなく荷物も増えてしまうため分が悪い。

次に、「荷物」についてだ。ロードバイクの前傾姿勢で仕事道具のパソコンや着替えの入ったリュックを背負うと、想像以上に重く、辛い。

しかし、クロスバイク程度の前傾姿勢であればある程度の荷物を背負っても問題はないだろう。また、オプションでリアキャリア(荷台)を搭載するための「ダボ穴」も標準装備しているため、使い勝手も良い(ロードバイクの中にもダボ穴がある物も存在するが、あまり軽量性に優れていない場合が多い)。

それぞれのメリット/デメリットは?

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