ディスクブレーキを扱う上での注意点

ディスクブレーキを取り扱う上で、いくつか注意点がある。

ディスクローターを触らない

ディスクブレーキのローターに触れてしまうと指先の汚れや油がローターに付着し、制動力を下げてしまう。なるべく触らないことが吉だ。

また、メンテナンス時などホイールが回転している際にローターに触るのも危険だ。

安全に配慮され、刃先が丸みを帯びていることからまず指を切ることはないが(ないとは言い切れない)、ディスクブレーキがプロのレースに導入された際には選手の切り傷の原因がディスクブレーキだとも疑われていたことも。

ピストンのロックに注意

ブレーキレバーを引くと、ブレーキ内の「ピストン」と呼ばれるパーツが作動し、両側からローターを挟み込むことでブレーキがかかる。しかし、ホイールを装着していない状態でピストンが作動すると、本来ローターが入っているべき箇所が閉じてしまい、ホイールが装着不可となる。

パンク修理時などホイール着脱時にはパッドスペーサーを必ず挟み込もう。

これからはディスクの時代か

リムブレーキには軽量性や初心者にとって優しいメンテナンス性などのメリットもある。

しかし、世界的にも、プロのレースシーンを見ても、ディスクブレーキがロードバイクにとってはもはや当たり前となっている。メーカーによってはディスクブレーキのみの販売へと移行している場合も。

もしロードバイクの購入時にリムブレーキとディスクブレーキの選択で悩んでいるのであれば、制動力やスルーアクスルの乗り心地を考慮すると、ディスクブレーキをおすすめする。

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