クロモリ?カーボンより速いの?
現在、ロードバイクで主流のバイクはカーボン素材やアルミニウム素材を使用したものだ。
しかし、かつてはプロロードレースシーンにおいてもクロモリ素材のロードバイクが主流だったことはご存知だろうか?クロモリロードバイクと言えば、「重い」「硬い」「遅い」・・・そんなイメージがつきがちだろう。
残念ながら、一般的にカーボン素材のロードバイクより重いということは事実。しかし、かつてプロの世界でも使用されていたように、クロモリロードバイクにもたくさんのメリットがある。
特筆すべきは何よりも、”自転車に乗ることを楽しめる”ことだろう。
アルミバイクにもカーボンバイクにもない、クロモリロードバイクの楽しみを見つけたい皆さんに、各メーカーのクロモリロードバイクをまとめてご紹介しよう。
ウィリエール(Wilier)
Wilier Triestina(ウィリエール・トリエスティーナ)はイタリアの自転車ブランド。
イタリアに本拠を置く、ロードバイクを中心にマウンテンバイク、クロスバイク等の製造を行なう自転車メーカー。第一次世界大戦後にクロムとニッケルメッキを施した自転車の生産を開始。事業は急速な発展を遂げる。モータリゼーションの波が押し寄せ、イタリアにおいてはスクーター等、オートバイが人気を集め、次第に自転車への需要が減少。ウィリエール社の売上も落ち込み、経営状態が悪化。現在はリノ・ガスタルデッロが『Wilier』の商標を買い取り、Willierブランドを復活させた後、現在はリノ・ガスタルデッロの3人の息子が経営の舵を取っている。
ガスタルデッロ(GASTALDELLO)
経営者の名前をとったモデルのガスタルデッロ。フルカーボンフォークを採用し大径のチュービングを使用したクロモリフレーム。滑らかな溶接の「フィレット」とすっきりとしたシルエットの「インターナル」の2タイプがある。
希望小売価格 | 310,000円(シマノ アルテグラ フィレット仕様 完成車) 240,000円(シマノ 105 インターナル仕様完成車) 190,000円(フィレットフレームセット) 160,000円(インターナルフレームセット) |
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カラー展開 | マットブラック/ラマート(フィレット) ネイビーブルー(インターナル) |
メインコンポーネント | シマノ アルテグラ/105 |
重量 | 8.3kg(フィレット仕様) 9.1kg(インターナル仕様) |
ザフィーロ(Zaffiro)
コロンバス社のSLチュービングを採用した日本企画のクロモリフレーム。28mm幅タイヤ(28c)に対応した美しいラグとフォークにある“イタリアンマーク”が特徴。
希望小売価格 | 210,000円(フレームセット) |
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カラー展開 | ブルー |
メインコンポーネント | フレームセット |
重量 | 1840g(フレーム) 640g(フロントフォーク) |