カーボンホイールのデメリットは?
ブレーキをかけた時の感覚がアルミホイールと異なります。また、雨などでブレーキ面が濡れると制動力が途端に落ちてしまいます。また、ダウンヒルなど高い速度域でブレーキを頻繁に使用する場合、ホイールがブレーキとの摩擦で高熱になり溶けてしまい変形する可能性があり、ダウンヒルを攻めたい人にはカーボンホイールよりもリムがアルミのホイールをオススメします。
また、カーボンはアルミと異なり衝撃を加えると割れてしまうため、街中での段差等では注意が必要です。
さらに、軽量である事から平地での巡航性は落ちてしまいます。
カーボンホイールの寿命
高価なカーボンホイールを購入する場合、それがどの位の寿命を持つのか?は気になる所です。
カーボンはアルミなどの金属素材と違い、破壊強度は経年劣化では殆ど落ちません。しかし、カーボン素材は炭素繊維を樹脂で固めて作られており、この樹脂は経年劣化が起きてしまいます。
樹脂が劣化すると、剛性の指標となる弾性率が低下します。引っ張りに対する強度を素材比重で割った場合の強度は、鉄の約10倍ですが、これが経過年数と共に低下していくという訳です。
カーボンホイールの寿命は強い衝撃が加わったり、極端な熱変形といった事が無い限り、2〜3万kmは持つようです。寿命を迎える時はヒビなど破損のよる時以外に、リムがブレーキとの摩擦ですり減っていくという要素もあります。月間1,000km走る人ならば2〜3年は持つという計算ですね。
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