カーボンホイールの価値とは?

ロードバイクを買ったなら、次に欲しくなるアイテム代表格は、やはりカーボンホイールでしょう。特にリムが高いエアロホイールは見た目も大きく変わるので、ドレスアップ効果もあります。しかし、カーボンホイールは総じてお高いもの。

今回はカーボンホイールの価値について解き明かしていきたいと思います。

カーボンホイールのメリット

カーボンホイールのメリットは、何と言っても軽量性にあります。

シマノのエントリーグレード『WH-501』の重量は前後セットで2,001g、対して最上位のデュラエースグレードのカーボンホイール『Dura-Ace 9000 C24』は1,151gと、850gの差があります。

Shimano WH-R501

Shimano WH-R501

Shimano Dura-Ace 9000 C24

Shimano Dura-Ace 9000 C24

この重量差は使用される素材がアルミとカーボンという差もありますが、ホイールの中心にある“ハブ”自体の重量差もあります。カーボンホイールの『Dura-Ace 9000 C24』はハブがチタンで作られており、高価な素材を投入する事で剛性と軽量性を高めているのです。

ホイールが軽量だと、何が良いのか?

腰下が軽ければペダリングへ対するレスポンスが向上します。スプリントをかける際や、街中で信号待ちからのスタート時には、ヒラリと車体が軽くなった様な感覚を味わえます。

また、ヒルクライムでは更に大きな違いを体感できるはずです。完成車を買って、最初に付いてきたホイールから、軽量なカーボンホイールへアップグレードをすると、ギア2段分は軽くなります。

軽量さを追求するならフルカーボンホイール

先に挙げた『Dura-Ace 9000 C24』はカーボンホイールのカテゴリですが、スポークはアルミが使用されています。更に軽量性を追求するならば、全てがカーボン製のホイールを選びましょう。

LightWeight GIPFELSTURM

LightWeight GIPFELSTURM

軽量なホイールと言えば真っ先に名前が挙がるホイールメーカー『LightWeight(ライトウェイト)』。GIPFELSTURM(ギップフェルシュトルム)は前後セットの重量で、わずか1,025gです。スポークもカーボン製。

ヒルクライムの決戦用ホイールとしてプロ・アマ問わず支持の高いホイールです。

カーボンホイールのデメリット、寿命

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