ドバッツ・ライノ・ハウス
斉場孝由氏が1986年に、本場アメリカの自転車メーカー「GT」でフレーム製作を学んだ後、1987年に独立して立ち上げた工房。
ロードバイクだけでなくマウンテンバイクやグラベルなど幅広い車種を製作している。
ドバッツといえば「唯一無二のフィレット」という言葉が連想されるほど、パイプの継ぎ目が美しく成形されている。
「フィレット(溶接)」とは、パイプの接合部にロウを流し込み固定する「ロウ付け」の技法の1つ。フィレットはよりロウを積極的に流し込む技法だ。
ドバッツ製フレームは、やすりを使い手作業で仕上げた美しさが、まさに唯一無二。
こちらは小柄なオーナー向けに製作された1台。
小さめのホイールサイズで組み上げるために、フレームはもちろん、ステムなどもオリジナルで製作されている。
ドバッツらしいフィレットの美しさと、所有者のための機能性を兼ね備えた、まさにオーダーメイドならではの作品だ。