ジオメトリーとは、「形状」

ロードバイクに興味をもっている人は、ジオメトリーという用語を目にしたことがあるかもしれません。初めて見た時は、「難しそう…」と思ったかもしれませんが、調べてみると意外と簡単なんです。

ジオメトリーは英語でgeometryと書き、意味は「配置」「形状」といったところです。「フレームのジオメトリー」なんて使ったりしますが、要はフレームの形状(各部分の長さや角度)を数値で示したものです。

ジオメトリーはなぜ重要なの?

例えば、背が低い人は、サドルからハンドルまでの距離が長すぎると困りますよね。フレームが大きすぎると、足が付かないかもしれません。ジオメトリー表を見ると、フレームのどのサイズが一番自分に適しているのか、試乗せずとも大体分かるのです。

SPECIALISSIMA

SPECIALISSIMA 引用:Bianchi

ジオメトリー表

SPECIALISSIMAのジオメトリー表 引用:Bianchi

前回、フレームの良し悪しを決めるのが素材であることをお話しました。しかし、素材の素晴らしいフレームも、自分の体に合っていなければ良いフレームとは言えません。ジオメトリーは、乗り手にとってのフレームの良し悪しを決定付ける重要な要素です。

ジオメトリー表を理解できないと駄目なのか

ロードバイクを始める時に、ジオメトリーについてゼロから勉強するのは大変ですよね。勿論、興味があれば心ゆくまでとことん調べてみるのも楽しいかもしれません。しかし、ロードバイクを購入する際には、経験豊富なショップのスタッフに相談し自分の体にあったサイズのフレームを選んでもらうのが一番です!

まとめ

今回は、自転車の専門用語の一つとして、一般的には馴染みのない「ジオメトリー」を取り上げました。初めて見聞きする横文字は、なかなか頭に入らないかもしれませんが、意味を知ってしまえばなんてことはないですよね。

フレームの形状を数値で教えてくれるのがジオメトリーってやつなんだ、ということだけ、何となく頭に入れておいてください。

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