YAMAHA YPJ-R|本格的なスポーツ電動アシスト自転車に試乗してみた
今話題のe-BIKE「 YAMAHA YPJ-R」。
試乗するまでは、自転車にバッテリーとモーターが搭載されている時点で、「もはやそれはロードバイクではないのでは」と疑問に思う点もあったが、その考えはすぐに覆された。
電動アシストOFFだと重たくて進まない、は間違い
試乗してすぐ思ったのが「電動アシスト機能OFF」の状態だったのにも関わらず、普通のロードバイクとして走行することに何の問題も疑問も感じなかった。
「電動アシスト自転車」=「アシストがないと重たくて進まない、走らない」と思っていたからだ。
「 YPJ-R」は、機能がOFFの状態でも、一般的なロードバイクとしても何の問題なく走ることができる。普通の平地ならわざわざ「電動アシスト機能」を使用しなくてもいいと思うくらい快適に走ることができた。
「電動アシスト機能」を使うのはどんな時?
折しも「 YPJ-R」を試乗した当日は強い風が吹いており、ロードバイクに乗るには適していなかったと言える。
そこで「 YPJ-R」の電動アシストモードが強風の中でどのような効果を発揮するのかを試してみた。アシストモードは3種類、「HIGH(ハイ)」モード、「STD(スタンダード)」モード、 「ECO(エコ)」 モードだ。
ECOモード
「ECO」 モードを使用し始めると、「少しペダルが軽くなったかな?」という感覚で、自然なペダリングで気がつけば速度が出ている。しかし、強風の中「ECO」 モードでは少々心もとない印象。
STDモード
「ECO」 モードと比べると「漕ぎ出しの速さ」+「ペダリングが楽になった」と感じることができた。信号待ちから発進した場合、最初の漕ぎ出しがだいぶ楽になるだろう。
「STD」モードも物凄くパワーがあるが、強風や急勾配でぐんぐん進む、という感覚ではない。
HIGHモード
「HIGH」モードでは、強風の中でも安定して走行することができた。
ただ、「完全にアシストされている」のではなく、自然なペダリングのなかで、適度にアシストしてくれてるのが伝わってきた。強風のなかでも安定して走行できる安心感は非常に大きかった。