2014年6月にDOGMA F8が発表されてから早2年半。今月10日、PINARELLOからDOGMA F10のデビューが発表されました。
DOGMA F10はF8と比べて何が変わったのか
名車・DOGMA 65.1の後継機として2014年に誕生した現行のF8は、DOGMA 65.1と比べて剛性が12%アップ、重量は120g軽量化、空気抵抗も47%軽減され、その高い性能と完成度で大成功を収めたオールラウンドロードです。見た目に関しては、コンケーヴ・デザインが採用されたダウンチューブを除き、F10とF8の間に大きな違いはないように感じるのですが、実のところ、剛性は7%アップ、重量は55g軽量化(およそ6.3%減)、空気抵抗も20%軽減されています。これだけの進化を遂げながら、フレームセット価格がF8とさほど変わらない(+1万円)点は見逃せないポイントです。
F8から受け継いだもの
ピナレロ・フィーリング
ピナレロ特有の乗り心地「ピナレロ・フィーリング」を継承するため、F10をデザインする際には最新の注意が払われました。
ピナレロ・デザイン
PINARELLOは、性能を向上させる為にロードバイクの美しさを犠牲にすることはありません。設計の最終段階では職人が手作業でそのフォルムを微調整しました。F8の美しさを昇華させたF10は、一つの芸術作品と言っても過言ではありません。
素材
F8同様、東レの「TORAYCA T1100 1K nanoalloy カーボン」が使用されていますが、素材を変えずに性能を高め、かつ「ピナレロ・フィーリング」を維持する作業が非常に困難であったことは想像に難くありません。
ジオメトリーとサイズ
DOGMA F8のジオメトリーが維持されています。サイズも変わらず13サイズ取り揃えられています。
DOGMA F10
フレームセット
フレームサイズ:42、44、46.5、47、50、51.5、53、54、55、56、57.5、59.5、62
フレーム:TORAYCA T1100 1K nanoalloy カーボン
塗装前重量:820g(サイズ53)
カラー:167 / BLACK LAVA
希望小売価格:625,000円(税抜)
デュラエース 新型Di2仕様 完成車スペック
グループセット:シマノ デュラエースDi2 2017 VERSION
ホイール:フルクラム RACING QUATTRO CARBON
サドル:フィジーク ANTARE R3 CARBON RAIL
タイヤ:ヴィットリア GRAPHENE
ステム:MOst TIGER ULTRA 3K
ハンドルバー:MOst JAGUAR XC 3K
希望小売価格:1,180,000円(税抜)