軽量フレーム = ジャンプ1冊

今回ご紹介するのは、700g台の軽量カーボンフレーム。

ロードバイクにおける「軽さ」「軽量化」。

メーカーにとっては開発の段階で、サイクリストにとってはバイク選びの際に、重要となる大きな指標の1つだ。

UCIによる規定でも「6.8kg未満」のバイクは使用不可とされるほど、プロレースにおいても重要視される指標となっている。

また、乗り手にとっては計測がしやすく、1番分かりやすい指標でもあるだろう。

Park Tool Weight Scale

この「軽さ」が最も重要視されるのは、やはりヒルクライム。単純に考えると、軽ければ軽いほど、より少ないパワーで登っていくことができる。

そこで今回は、国内ロードバイク市場でトップレベルの軽量モデルに分類される「700g台」のフレームをご紹介していく。

「500g〜600g」の超軽量フレームに比べ、軽さだけでなく剛性や空力性、振動吸収性など、よりトータルな性能を追求しているフレームが特徴的だ。

ちなみに身近にある700gのものと言えば、週刊少年ジャンプ1冊分が挙げられる。いかに軽いフレームなのかが分かるだろう。

500g!?超軽量カーボンフレーム まとめ /2022年 ロードバイク

Wilier(ウィリエール)

Zero SLR

イタリアの老舗自転車ブランド『Wilier Triestina(ウィリエール・トリエスティーナ)』が販売する、軽量クライミングバイクシリーズ「Zero」。

そのフラッグシップモデルが「Zero SLR」だ。

軽量さに加え高い剛性と空力性能も持ち合わせる1台。

軽量ながらもヒルクライムだけでなく、様々な局面で高い性能を発揮することから、「Astana Qazaqstan」が山岳ステージ以外でも使用するバイクだ。

開発チームに課された任務は、軽いだけでなく優れた剛性も持ち合わせるバイク。

様々なカーボン繊維を研究し、液晶ポリマーを新たに配合することで、パワー伝達性能と路面からの振動吸収性を高めつつ800gを切る軽量さも実現してみせた。

しかしそれだけでは満足せず、風洞実験を用いた空力性能の向上にも注力。クリアランスの広いフォーク形状と専用コックピットを用いたケーブルフル内蔵システムにより、軽量・剛性・快適性に加え空力性能も高めらた。

軽さだけでなく、オールラウンドモデルのような、様々な場面に対応してくれる「高性能軽量バイク」をお探しの方におすすめだ。

2022 Wilier Zero SLR2022 Wilier Zero SLR2022 Wilier Zero SLR

【完成車】

  • メーカー:Wilier(ウィリエール)
  • モデル名:Zero SLR
  • カラー:スパークリングブルー / マットブラック / レッド
  • サイズ:43 / 46 / 49 / 52 / 54
  • コンポーネント:
    SHIMANO Dura-Ace Di2 R9250(電動12速)
    SHIMANO Ultegra Di2 R8100(電動12速)
  • フレーム重量:780g
  • フォーク重量:345g
  •  税込価格:¥1,397,000(Dura-Ace)/ ¥935,000(Ultegra)
  • フレームセット:¥715,000
『Wilier(ウィリエール)』の2022年モデルはこちら!

参照:Wilier

1. Wilier:780g
2. GIANT:770g
3. Bianchi:750g

完成車」で軽量モデルをお探しの方は、こちら!

UCI規定「6.8kg」ギリギリの完成車まとめ・R9200搭載 / 2022年 ロードバイク 軽量モデル

GIANT(ジャイアント)
「770g」

1 2 3