リドレー(RIDLEY)
RIDLEY(リドレー)はベルギーの自転車ブランド。
ジョシム・アールツが1990年に設立した塗装会社が始まりである。ジョシムの息子であり現社長のキヨムは12歳からレースを始め18歳まで活躍したものの、アルミフレームの必要性を痛感し、プロレーサーのためのフレーム製作を目標に父親と共にフレーム製作及び塗装作業を始めた。その高い技術力が評価され数年後にはベルギー内外の有名メーカーフレームの塗装を請け負うこととなった。その後、リドレーのフレームは爆発的にヒットし、現在も世界各国で販売されている。
自転車はベルギーの国技である。無数にサイクルコースがあるが、古い舗装道路や雨の多い天候により世界的にもライディングが厳しいとされている。そのような環境で研究開発されているからこそ信頼性があり、これまで数多くのチャンピョンを生んできたのだろう。リドレーのフレームはワールドツアーレースで100回以上の勝利を収めており、近年のワールドカップシクロクロスレースの世界チャンピオン5人のうち、実に4人もがリドレーに乗っていた。
他の一般的なメーカーとは異なり、リドレーではフレームの設計・デザインをベルギーの本社で行っている。コンセプト追求に必要な設備を備えており、ライダーの様々なニーズに素早く応えることが可能となっている。塗装に関しても時間と労力を惜しむことなくベルギーで丁寧に行っている。