R5
サーヴェロがバイク供給を行っているUCIワールドチーム「Team Jumbo-Visma」によるフィードバックが反映され、第4世代目として新たに生まれ変わった「R5」。軽量化や快適性の向上がなされており、往年の「王道クラシックロードバイク」から、新たに「クライミングバイク」へと方向性が再定義された。
第4世代となる今回の「R5」2022年モデルは、サーヴェロ史上最も剛性の高いフレームとして謳われた前年モデルに、高い快適性をも実現させたモデルとなっている。この快適性への追求は、開発に携わったユンボ・ヴィズマの選手たちのフィードバックによるものだ。
ヘッドチューブ・フォークの形状とカーボン積層構造、ベアリングが改良され、フロントエンド付近の高い横方向の剛性は維持されつつも、縦方向の剛性に削減がなされた。これにより路面からの振動を抑え、快適性の向上が実現している。
路面からの振動が削減されたものの、ボトムブラケット付近は剛性が高い以前のチューブ構造を継続して採用しているため、ペダリングによる路面への力の伝達効率の高さは維持されている。ユンボ・ヴィズマのトム・デュムランも、このアップデートによる前年モデルからの大きな向上を実感しているそうだ。
新「R5」は703gのフレーム(56サイズ)と329gのフォーク、軽量化されたハンドルバー・ステム、シートポストにより計130gの削減が実現されている。これは前年モデルからの16%にも及ぶ軽量化を意味し、UCIによる最軽量制限の6.8kgまで優に届く値となっている。
さらにケーブル類を全て内装化することで、空気抵抗の削減も実現された。内装式に特化したモデルとなるため、新たな「R5」は電動式コンポーネント・油圧ディスクブレーキ専用フレームとなっている。(機械式コンポーネント、ワイヤー式ブレーキは取り付け不可)
タイヤクリアランスは従来の最大30mm対応から、34mmへ拡大。前傾でアグレッシブなポジションを維持しつつ、より様々な路面での高速走行を楽しみたいライダーに向けた変更となっている。より快適に改良されたフロントエンドと合わせ、ライドの幅を広げてくれる仕様となっている。
2022年モデルの「R5」はフレームセットと完成車の両方から入手可能。完成車はシマノとスラム両社の最上位電動コンポーネントからそれぞれ2種を搭載。合計4種のグループセットから選択可能だ。
フレームセット限定ではあるが「Team Jumbo-Visma」のモデルもラインナップしている。
モデル名 | R5 Dura-Ace Di2 R5 Ultegra Di2 |
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カラー | Five Black Lime Black(Ultegraのみ) |
サイズ | 48/51/54/56 |
フレーム素材 | カーボン |
重量(実測) | Five black・54サイズ フレーム:680g フォーク:330g |
コンポーネント | SHIMANO Dura-Ace R9250(12速) SHIMANO Ultegra R8150(12速) |
ホイール | New Reserve |
価格 | Dura-Ace:¥1,595,000(税込) Ultegra:¥1,188,000(税込) |
モデル名 | R5 RED eTap AXS R5 FORCE eTap AXS |
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カラー | Five Black Lime Black(FORCEのみ) |
サイズ | 48/51/54/56 |
フレーム素材 | カーボン |
重量(実測) | Five black・54サイズ フレーム:680g フォーク:330g |
コンポーネント | SRAM RED eTap AXS(電動12速) SRAM FORCE eTap AXS(電動12速) |
ホイール | New Reserve |
価格 | RED:¥1,650,000(税込) FORCE:¥1,155,000(税込) |
モデル名 | R5 フレームセット |
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カラー | Five Black Lime Black Team Jumbo-Visma |
サイズ | 48/51/54/56 |
フレーム素材 | カーボン |
重量(実測) | Five black・54サイズ フレーム:680g フォーク:330g |
価格 | ¥693,000(税込) |
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