みなさん、ロードバイクライフいかがお過ごしだろうか。

ロードバイクの性能を一躍アップさせてくれる「チェーンオイル」。

”ドライ”や”ウェット”など、天候によっても使い分ける必要があり、ロードバイク初心者にとっては悩まされるものだろう。

今回は、チェーンオイルの種類・特徴及びその他のケア製品など、オイルの性能を最大限に活かすための知識をお伝えする。

多様なチェーンオイル

©️mac-off

現在、チェーンオイルは普遍的なものから特殊なものまで販売されている。まずは一般的にどのような種類があるかを見ていこう。

注油タイプ

まずはチェーンオイルの注油タイプだ。注油といってもチェーンにオイルをただ垂らすだけではいけない。市販のチェーンオイルはより効果が出るような形状で販売されており、中でも主要なものは「スプレータイプ」「リキッドタイプ」だ。それぞれの違いについて知ろう

スプレータイプ

©️呉工業株式会社

スプレータイプは制汗剤や虫よけスプレーのような容器に入っている。

使い方は虫除けスプレーと同じく「プシュー」とオイルを塗布したい場所にかけるだけ。スプレーで一気に挿せる簡単さがメリットだが、飛び散りやすかったり、塗布しすぎや使いすぎてしまう点がデメリットだ。塗りやすい分、価格設定がリキッドタイプのものより高いことが多い。

リキッドタイプ

©️mac-off

一方、リキッドタイプはプラスチックボトルで販売されていることが多い。スプレータイプよりもチェーンのコマ一つ一つに挿す必要があるため時間がかかる。しかし、必要な量を必要な場所に挿しやすいことがメリット

ドライかウェットか選ぼう

チェーンオイルには主に「ドライ」と「ウェット」と呼ばれる種類がある。それぞれ名称からイメージできるような特徴だが、今一度確認しておこう。

ドライタイプ

ドライタイプは注油した後に乾き、粘性を下げるタイプ。

表面にはオイル内のテフロンなどの添加剤が残り、ウェットタイプと比べると抵抗が少ないものが多い。表面が乾燥するメリットとして、汚れにくくオイルが飛び散る事も少ない点が挙げられる。

デメリットはウェットタイプに比べると長持ちせず、雨天走行するとオイルが落ちてしまう点だろうか。

ウェットタイプ

注油した後もオイルが残り、濡れた状態を保つタイプがウェットタイプだ。ウェットタイプといえば「粘度が高くて耐久性が高い」が売りであるが、その分ドライタイプよりも抵抗が大きくなる側面もある。現在はオイルサプライメーカーから様々な商品があり簡単に区分できない。

同じ商品で「ドライ」「ウェット」とタイプ分けされている場合があるが、ウェットタイプはドライタイプに比べ耐久性(雨や水に強い)の高いものが多く、汚れやすかったり抵抗が大きかったりする。

ライドスタイルによって使い分けを

ドライタイプもウェットタイプも、それぞれのメリット・デメリットがある。

「雨の日は乗らない・愛車をできるだけ綺麗に保ちたい・室内でバイクを保管している」。そんな方にはドライタイプを、「長距離ライドがメイン・雨の日もライドをする」、こういった方はウェットタイプを使用すると良い。

各社メーカー開発が進み、ドライとウェットの良いとこ取りをしたようなオイルや、「ウェットタイプ」の特性をも出ている。オイル選びの際には十分注意しよう。

セミ?ハーフ?粘性もモノそれぞれ

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