カンパニョーロ(Campagnolo)
イタリアの老舗ブランドであるカンパニョーロ。シマノが大きくシェアを取るまで、本場ヨーロッパではカンパニョーロが主流であった。
高級感のある作りに、イタリアらしい上品な見た目は、クロモリロードバイクはもちろん「お洒落」な見た目に仕上がる。
カンパニョーロのシフトレバー(変速のレバー)はシマノと比べても縦長であり、グリップ感など握り心地が良いと定評だ。
カンパニョーロの特徴は「ウルトラシフト」と呼ばれる多段変速。変速のシフトボタンを押すと、一度に最大5段、ギアを重くする事ができる機能を搭載している(グレードによる)。
ロードバイク用コンポーネントは全5種類。
名称 | ギア数 |
スーパーレコード(Superrecord)※電動変速も有 | 12速 |
レコード(Record) | 12速 |
コーラス(Chrous) | 12速 |
ポテンツァ(Potenza) | 11速 |
ケンタウル(Centaur) | 11速 |
最上位グレードは「スーパーレコード」。高級感のある質感である事から価格も高価である。〇〇周年記念モデルやグランツール優勝記念モデルなど、プレミア感のある限定製品も販売しており、コレクターも存在するほど。因みに、今年のツール・ド・フランスを制したのはカンパニョーロだ。
シマノに置き換えるとアルテグラがレコード、105がコーラス的な位置付けと考えれば分かりやすい。また、前述した多段変速の「ウルトラシフト」はコーラスまで対応している。
エントリー向けでもあるポテンツァなどは変速数が11速まである事から、シマノと比較してもコスパ的な面では優れているとも感じる。
機能や性能はもちろんだが、”芸術品”として捉える自転車好きも多い。