選べる楽しさ
ロードバイクと言えども、フレームの素材によって乗り味の違いなどの特徴があり、機材を選べるのもロードバイクの醍醐味。しかし、同じロードバイクでもカーボンやアルミ、クロモリなど様々な素材があり、値段や乗り味の違いも物によってそれぞれ。
今回はカーボン・アルミ・クロモリフレームって何?と疑問に思う方に向けて、それぞれのフレームが持つ特徴をご紹介!
マイルドな乗り味 クロモリフレームとは
カーボンフレームやアルミフレームなどが主流となる1990年代より以前の時代は、鋼(スチール)のフレームが主流だった。
「クロモリ」とは、「クロームモリブデン」の略称であり、鉄に「クローム」と「モリブデン」が加えられ事で出来上がる。
クロモリフレームの乗り味の特徴としては、マイルドで振動吸収性に優れた乗り心地だ。主な成分は鉄である事から、耐久性にも優れており、現代ではレースよりもツーリングやアドベンチャーライドなどでの使用が主となっている。
コスパ最強 アルミフレームとは
1990年代〜2000年代前半からはアルミフレームが登場。
当時のクロモリフレームと比べると軽量で安価、コストパフォーマンスに優れた素材である。
現代ではカーボンフレームと同様に多くのアルミフレームが製造・販売されており、特にエントリーモデルのバイクに多く見られる。しかし、メーカーによってはハイエンドのアルミフレームも製造されており、主流のカーボンフレームに引けを取らない性能の物も存在する。
軽くて丈夫 カーボンフレームとは
現代主流の素材と言えば「カーボン」
アルミフレームの後継の素材として2000年後半〜現在まで主流となっている。
カーボンフレームは軽量性・強度・振動吸収性に優れており、形状造形の自由度が高く、エアロフレームを始めとする様々な形状で製造する事ができる。
エアロ化が進む近年では、ハンドルやシートポストまでもがカーボン製でフレームと一体型のモデルなども存在する。