3.半原越
知る人ぞ知る清川村(表)と愛川町(裏)をつなぐ林道である。半原越の「越」というのはいわば「峠」と同じ意味であると言われており、タワ越え・タオ越えが転じたとする説が近年有力である。登り方は二通りあり、最寄り駅は登る場所にもよるが基本ルートは小田急線愛甲石田駅から20kmほどであるため、輪行などで訪れる際のアクセスはあまり良くない。
1つは表ルート(基本ルート)と呼ばれる清川村からの登りで、距離4km、平均勾配6%と比較的緩やかで登りやすいコースとなっている。対して2つ目の裏ルートである愛川町からは、最大斜度18%という区間があり、まさしく壁を登っているようなキツさだ。
あまり景色がひらける場所はないため、どちらかというとトレーニング向けの峠である。落石は少々ありつつも日中車通りは少なくガードレールも設置されている為林道の中では通りやすい。
4.薬師林道
全長3kmほどの短い林道で、日向薬師への通り道として知られている。実際の斜度は決して緩くはないが、林道に囲まれている為自然を感じながら登れるのであまり体感的には斜度を感じさせないような坂である。
途中中間地点に展望台があり、そこから見下ろす道や薬師の森はとても美しい情景である。階段で登る際、少々老朽化しているので上り下りは手すりを掴んで慎重に移動して欲しい。
また薬師林道はここ最近は見かけなくなったが過去に子熊の目撃情報があり、林道内にもそのような注意喚起の看板が立っているので念の為注意して走行すること。
※神奈川県ホームページ参照:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/15077/867626.pdf