400lm〜600lm

AMPP500-CAT EYE(500lm)参照:CAT EYE

都市部から離れた場所や川沿いなど、街灯の少ない道での走行を想定した方には、400lm以上のモデルがオススメ。他者に自身の存在を知らせるためだけでなく、行く手の障害物や道を確認するために必要な明るさだ。

都市部から離れると交通量や信号が少なく、ある程度スピードを出すことが可能となる。しかし、サイクリングロードであっても、川沿いの道などは特に街灯が少ない。

時間帯によっては、ポールの間にチェーンがかけれれていたり、ゲートが閉まっていたりなど、普段慣れている道でも突如障害物が現れることも珍しくはない。スピードを出したまま接触すると大きな事故につながる危険性がある。

HECTO DRIVE 500XL-LEZYNE(500lm)参照:LEZYNE

400lmを越えるとライトの値段も4000〜7000円と少々高くなってくるが、安全という何にも変えがたいリターンを得ることができる。

800lm以上

VOLT1700-CAT EYE(1700lm)参照:CAT EYE

結論から先に述べると、普段の街での走行では以上の600lmまでのモデルであれば十分。しかし自転車アクセサリーブランドでは、800〜6000lmほどのモデルも取り扱っている。値段も1万〜3万円ほど高額だ。

これらのモデルを必要とする環境は、公道ではないトレイル等の未舗装路や森林の中など、街灯がなく障害物の多い道だ。800lm以上となると前方30mほどまで照らすことができ、さらに照らされる左右の幅も広がる。よってトレイルでなくとも、峠道のような危険と隣り合わせのような道を走る方は、購入を考えても良いかもしれない。

バッテリー持続時間に注意

本記事では、明るさの単位である「lm(ルーメン)」から見る、適切なライトとその用途について紹介してきた。結論、lmの値が高いほど明るく、安全な走行が可能になる。しかし高いlmのライトを購入しただけでは、安心はできない。なぜならlmの値が高いほど比較的バッテリーの持続時間が短くなるからだ。

絶景を求めて峠道などへ出かける際は、走行にかかる時間とライトのバッテリーを絶対に確認しよう。降りの途中でバッテリー切れに遭えば、峠の途中で立ち往生してしまう。予備のライトを携帯したり、折り返し地点で再度充電しなおすなどの準備が必要だ。

自身の用途や環境を把握した上で、lmを参考にし適切なライトを選んで安全に自転車を楽しもう。

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