ロードバイクにおけるホイール選びは、数あるパーツの中でも悩むことは多いだろう。
タイヤの種類、スポーク、組み方、リムハイト(ホイール外周の枠の高さ)・・・「どれが自分に合うのか」と気になるポイントがたくさんあるものだ。
しかし年々、ロードバイクには様々な進化が起こっている。古い情報のままでは、ホイール選びも古くなるだろう。知識を最新の情報にアップグレードし、後悔のないホイール選びをしよう。
ディスクブレーキ化
当初はロードバイクで主流になるとは言われていなかったディスクブレーキ。
約5年以上前から全面的にディスクブレーキ化したメーカーもあるが、当時はごく少数派だった。それこそ新ジャンルであるかのように「ディスクロード」といった言葉が生まれたのもこの頃だ。
ディスクブレーキはそれまでのリムブレーキロードバイクとほとんど互換性がなく(稀にリム/ディスク兼用フレームも)、ディスク化したければ新たにフレームから買い直す必要があった。主に価格面でのハードルも高かったこともある。
では、なぜ現在ディスクロードが主流なのか。
ブレーキの制動力など、ディスクブレーキがもたらすメリットはデメリットよりも恩恵が大きい。また後述するワイドタイヤ化も、ホイール選択の自由度が上がるディスクブレーキにとって追い風となっている。
価格重視のエントリーモデルにはリムブレーキが残っているメーカーもあるが、2019年〜2020年を皮切りに、2021年の現在は「ロードバイクはディスクブレーキ」がスタンダートとなっている。
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