新旧対決
初めてロードバイクを購入する上で、価格やバイクの性能は重要だ。
しかし、バイクの性能と言っても、剛性や軽量性など様々であり、スペックを見るだけでは分かりづらい。バイクの性能やグレードの指標として「コンポーネント」が挙げられる。
「コンポーネント」とは、物の要素を構成する部品のこと。
そんなコンポーネントには「機械式」と「電動」の2種類がある。今回は、機械式コンポーネントと電動コンポーネントのメリットや違いについてご説明していく。
機械式コンポーネント
「機械式コンポーネント」は、ワイヤーの緩急で変速機を動かす仕組み。
メリットとしては、ワイヤーが切れない限りは天候関係なく作動する。出先で何かトラブルがあっても対処が可能であり、メカトラ(機材トラブル)も少ない。
そして価格も安く、機械式のダイレクトな操作感を好む人も少なくはない。
既に引退したスイス出身のスター選手であるファビアン・カンチェラーラは、他のチームメイトが電動を使用していたにも関わらず、チームで唯一機械式を好んで使用していた。
デメリットとしては重量が増すこと、ワイヤーが消耗品であることから電動と比べても変速性能が徐々に低下していくこと。つまり、定期的なワイヤー交換も必要であり、出先でワイヤーが切れて変速不能となることも多々ある。
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