主要タイヤブランド4種とその製品

現在、数あるロードタイヤメーカーの中でも、飛び抜けて有名なのは4社。どのブランドも車のタイヤを製造する技術を持ち、タイヤに関しては最高の技術力を持っている。

コンチネンタル

©️Continental

総合タイヤメーカーとして世界的に有名なドイツのブランド。

人気モデルはクリンチャータイヤの「グランプリ」シリーズ。中でも「5000シリーズ」は、2018年に登場しロードバイクユーザーにとって確固たる地位を得ている。レーシング用途の中でも耐久性・グリップ力・転がり抵抗で高い性能を発揮するオールラウンドタイヤで、迷ったらこれ!なモデル。

ほかにも前後でタイヤの幅を変えたレーシングモデル「アタック&フォース」や、ヘビーユースに耐えられるオールシーズン向けの高いグリップ力を持つ「4-シーズン」など、ユーザーの需要に適したラインナップが特徴だ。

ミシュラン

©️MICHELIN

こちらも世界屈指のタイヤメーカーであるミシュラン。

ハイエンドモデルには「POWER」シリーズ。かつてのPro4シリーズからモデルチェンジがおこなわれ、グリップ力をユーザーの好みに適合するよう作られている。

レースから普段使いまで対応の、最も守備範囲の広いオールラウンドモデルが2020年モデルより新しい「ロード」。2020年モデルより「ロード」がラインナップに追加され、レースから普段使いまで使用できる最も守備範囲の広いオールラウンドモデルがラインナップに追加された。

また、レースモデルの「タイムトライアル」は、あえて耐パンク性能を犠牲に軽量化を図った競技専用タイヤと言っても過言ではない。「オールシーズン」はどんな状況でも使用できるタイヤとしてラインナップされ、その名称から他社よりも分かりやすい製品を提供している。

シュワルベ

©️SCHWALBE

1世紀以上の歴史を持つタイヤメーカーシュワルベはドイツのブランド。

ハイエンドモデルに2020年にリニューアルしたばかりの「プロワン」を迎え、新しい構造開発によりタイヤレバー必要としないしなやかさを持ち、チューブラーに匹敵する乗り心地を実現している。

最上位モデルにはチューブレスモデルも。23cがラインナップから無くなり、30cが追加されるなど、歴史は長くとも流行を逃さない気質のブランドだ。

ヴィットリア

©️Vittoria

軽量で強度が高く、カーボンに次ぐ物質と言われる「グラフェン」を2015年からロードタイヤで採用していることで知られるヴィットリア。

2019年にはさらに進化させた「グラフェン2.0」の登場によって性能面も向上。レーシングタイヤと言えばヴィットリアの「コルサ」と言われるほどで、グラフェン2.0を採用した新モデルはより一層の効果を発揮してくれる。

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