「SPD-SL」と「SPD」

ビンディングペダルはLOOKやTIME、SPEEDPLAYといったパーツ・自転車メーカーから販売されているが、今回は国内外で最も一般的なビンディングペダルとして使用されている「シマノ」のモデルをご紹介。

シマノから販売されているビンディングペダルには主に「SPD-SL」と「SPD」の2種類がある。簡単に説明すると「SPD-SL」がロードバイク用で「SPD」がそれ以外用と言えるだろう。

この2種類の間で何が異なるのか。前述した3つの必須パーツごとにそれぞれ解説していく。

ちなみにSPDは「SHIMANO PEDALING DYNAMICS」SLは「SuperLight」の略。

ペダルの違い

シマノの2種類のビンディングペダルにはそれぞれ専用のクリートとシューズがあるが、まずペダルからその違いを見ていこう。

クリートの装着面

DURA-ACE PD-R9100(SPD-SL)参照:Shimano

XTR PD-M9100(SPD)参照:Shimano

SPD-SLはペダルの上下が決まっており片側一方のみクリートを装着できる。対してSPDはペダルの両面にクリートが装着可能で上下を選ばない構造になっている。両面での装着が可能なことで、ペダルを見ずに素早くシューズを固定できる。

ペダル本体の重量

しかしペダルの両面にクリート装着用の金具があるため、SPD-SLよりSPDの方がやや重い。両者の最上位モデル同士では90gほどの差がある(PD-M9100/SPDとPD-R9100/SPD-SL)。ロードバイクではより空力や軽量化を求める傾向があるが、ペダルも同様にロード用のSPD-SLの方が軽い。

クリートとビンディングシューズの違い

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