ふじあざみライン中枢部
ステージ最終区間の「ふじあざみライン」。序盤の3kmはほとんど直線。
そこから須走口五合目まで一気に登って行くため、徐々に勾配がきつくなっていき、ヘアピンカーブも頻繁に出現し始める。
レース当日はコースほぼ全域に交通規制が敷かれるため、実地へのアクセスは難しいものの、選手たちのもがく姿を比較的より長く見られる場所となっている。
また、選手たちを左右両方から見ることができる、というヘアピンカーブ特有の利点もある。
気候の変化、観戦ルール・マナーなどに十分注意し、観戦してみてはいかがだろうか。
富士山須走口五合目(フィニッシュ地点)
『ツアー・オブ・ジャパン2022』第2ステージのフィニッシュ地点は、「富士山須走口五合目」。
正確には、登山口の直前に設置された「須走口観光案内所」の脇道を登った先にある「第2駐車場」の直前に、フィニッシュラインが引かれている。標高はなんと、2,000mだ。
フィニッシュラインへと続くラスト500mは、急勾配の激坂区間。
最後のコーナーを抜けると、木々が目の前から消え、富士山がドンと現れる。(ふじあざみラインも富士山の一部だが…)
そして、最終コーナーを抜けた先で選手たちを待ち構えるのは、最後のラスボス。この第2駐車場への最後の坂道も、非常に勾配のキツい激坂となっているのだ。
簡単には登らせてくれず、最後の最後まで選手たちを苦しめるその様子は、富士山の崇高さを表しているようにも見えるだろう。
また、第2駐車場からは富士山はもちろん、麓の小山町や山中湖も望むことができ、おすすめの絶景スポットとなっている。
絶景と澄んだ空気を楽しみながら、大会前半を締めくくるこの試練のフィニッシュ地点で、選手たちの勇姿を見届けてみてはいかがだろうか。