別所坂(べっしょざか)
中目黒1丁目にある距離150m、平均勾配8.6%(Strava統計上)の激坂。市街地から少し外れた住宅街の中にあるS字坂だ。
江戸時代、麻布から行楽の地であった目黒へ抜ける近道、重要な交通路としての役割を果たしていた。この辺りからは富士山を眺めることができ、江戸名所の1つとして行楽客に親しまれていた。
しかし残念ながら、現在では高層ビルが立ち並び見えなくなってしまっている。(目黒区公式ページより)
コース詳細
スタート地点は目黒川から少し離れた住宅街から。一見ごく普通の坂に見えるが、S字カーブを抜けた途端、いきなり急勾配が立ちはだかる。
中間地点であるS字の2番目のカーブが、かなりの急勾配。車や人通りは比較的少ないが、ダンシングを交えながらアウト側を走行していき、ゆっくりと確実にペダルを進めていく。
S字の急勾配を通過すると頂上までは直線の坂。しかしここからがもう1つの山場。最大勾配は18.4%(Strava統計上)に達し、激坂は続いていく。
頂上にたどり着くと「庚申塔(こうしんとう)」と呼ばれる碑石がある。
江戸時代には60日に1度巡ってくる庚申(かのえさる)という日に集会を開き、豊作や長寿・家内安全を祈る信仰が庶民の間で大流行していた。
この集会の3年継続を記念して建てられたのがこの庚申塔だ。別所坂も行人坂と同様、非常に歴史のある坂なのだ。
距離 | 150m |
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平均勾配 | 8.6% |
最大勾配 | 18.4% |
難易度 | ★★★★☆ |
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