クロスバイクは安いほうが良いのか
楽天などネット通販では無名メーカーのクロスバイクなら¥25,000程で売られている物もあります。これからスポーツ自転車を始めようというクロスバイク初心者にとっては「最初はとにかく安い物を…」と思いがちです。一流のメーカーが出しているモデルはそれなりの値段がしますが、耐久性の高いパーツを使用し、厳しい品質管理の元作られているため、クロスバイクは定期的なメンテナンスをしていれば何年でも乗ることが出来る乗り物です。
ロードバイクよりは安い値段で手に入れる事が出来るクロスバイクとは言え、高級グレードの物は20万円程。この記事ではクロスバイク初心者でも手に入れやすい7万円以下のモデルへ絞り、オススメのモデルを紹介します。
記事中の★による評価はFind Bikeがスペック等を基準に独自に評価した物です。
GIANT ESCAPE R3
クロスバイクの定番モデル
★★★★★
メーカー希望小売価格 | ¥52,000+税 | ★★★★ |
---|---|---|
カラー | ブラックトーン、ブルートーン、ホワイト、ネオンイエロー、キャンディレッド | ★★★★★ |
メインコンポーネント | シマノ ALTUS | ★★★ |
変速段数 | 24段 (前:3段、後:8段) | ★★★ |
重量 | 10.2kg | ★★★★ |
サイズ | 370mm(XXS)、430mm(XS)、465mm(S)、500mm(M) | ★★★ |
台湾メーカーGIANT(ジャイアント)のESCAPE R3は、クロスバイクのベストセラーモデルと呼ばれる程人気の高いモデル。発売10年目の節目の2015年にフルモデルチェンジをしました。フレームの設計が一新され、乗り心地が向上。さらに大幅な軽量化がされ、10.2kg(500mm)とロードバイクのエントリーモデルへ匹敵する軽量さを実現しています。ハンドルのグリップはゲル入りクッションの物が採用され、快適性も向上。
コンポーネントにはシマノのマウンテンバイク向けのALTUSが中心に採用され、前後24段変速。平地での移動だけでなく坂道等、幅広い道路状況へ応じた走りが期待できます。
フレームカラーはキャンディーレッド、ネオンイエロー、ブルートーン、ブラックトーン、ホワイトの5色が揃い、自分の好みに合わせた色選びも楽しめます。
http://www.giant.co.jp/giant13/bike_datail.php?p_id=00000063
GIOS MISTRAL
クラシカルな外見が魅力的な伝統のジオス
★★★
メーカー希望小売価格 | ¥51,000+税 | ★★★★ |
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カラー | ジオスブルー、ブラック、ホワイト | ★★ |
メインコンポーネント | シマノ ALTUS | ★★★ |
変速段数 | 24段 (前:3段、後:8段) | ★★★ |
重量 | 11kg | ★★ |
サイズ | 430mm(XS)、480mm(S)、520mm(M) | ★★ |
創業1948年、イタリアの伝統ある自転車メーカーGIOS(ジオス)のクロスバイク。ジオスブルーと呼ばれる濃い青がファッション感度の高い人から支持が高い。価格の値頃感からジャイアント ESCAPE R3と並んで検討される事が多いモデル。ホイールにSHIMANO WH R-501というロードバイク向けの物が採用されており、コンポーネントにもBB、チェーンを除きSHIMANOで統一されているため、耐久性といった面で安心感が高い。
イタリアンメーカーらしく、ロゴデザインなどが非常に凝っており、所有欲も満たされる一台。
http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/cyclocrosstouringurbanbikeseries/mistral/index.html
Bianchi ROMA 4
機能性と美しさを備えた10万円クラスのフレームが魅力
★★★★
メーカー希望小売価格 | ¥68,000+税 | ★★ |
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カラー | チェレステ、マットダークグレー、ホワイト、イエロー | ★★★★ |
メインコンポーネント | シマノ Tourney | ★★ |
変速段数 | 24段 (前:3段、後:8段) | ★★★ |
重量 | 11.4kg | ★★ |
サイズ | 430mm、460mm、500mm、540mm、570mm | ★★★★ |
チェレステブルーと呼ばれる特徴的なブルーグリーンがブランドアイコンとなっているイタリアの自転車メーカーBianchi(ビアンキ)。ラインナップされるクロスバイクの中で最下位モデルとなるROMA 4だが、採用されているフレームは10万円クラスのROMAシリーズ最上位機種ROMA 2と同じ物。溶接跡も美しく処理されたアルミフレーム内に、エントリーグレードのクロスバイクとしては珍しいケーブル内蔵型のフレームとなっており、見た目の美しさもさることながら空気抵抗の低減にも貢献している。
採用されるコンポーネントはライバル機種がALTUSを採用するのに対し、一つ下のグレードとなるTourneyを採用するため、割高感を感じるという意見もあるが、前後24段のギア数であり、街乗りや通勤での使用であれば十分なスペックを備える。ROMA 4最大の魅力はやはり上位機種と同じフレームであるという点で、フレームは交換の出来ないパーツである以上、お買い得感があると言えるだろう。
https://www.cycleurope.co.jp/bianchi/bikes/sport/roma/roma_4_tx_800_8sp.html
Specialized SIRRUS
タフな性能を備えたアメリカンなクロスバイク
★★★
メーカー希望小売価格 | ¥59,000+税 | ★★★ |
---|---|---|
カラー | サテンハイパーグリーン、サテンブラック | ★★ |
メインコンポーネント | シマノ ALTUS | ★★★ |
変速段数 | 24段 (前:3段、後:8段) | ★★★ |
重量 | 11.9kg | ★★ |
サイズ | 395mm、440mm、485mm、530mm、570mm | ★★★★ |
アメリカの自転車メーカーSpecialized(スペシャライズド)。フレームにはフェンダーマウントが最初から設定されており、泥除けなどを装着がしやすくなっている。タイヤは耐パンク機能を備えたSPECIALIZED Nimbus 700×32cタイヤが装備され、かなり太めのサイズ。フレーム重量もやや重めであり、これらの事から、このSIRRUSは悪路や段差といった様々な路面状況へ対応するタフな性格を持ったモデルである事が伺える。
SPECIALIZEDが人間工学へ基づき開発をしているパーツシリーズ、Body Geometry Targaのハンドルグリップとサドルが、あらゆる路面状況でも快適なライドを実現している。
http://www.specialized.com/ja/ja/bikes/multi-use/sirrus/sirrus
FUJI Palette
ファッション性抜群のクロスバイク
★★★
メーカー希望小売価格 | ¥63,000+税 | ★★ |
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カラー | マットブラック、オーロラホワイト、ファインブルー、ピンク、カレッジグリーン | ★★★★★ |
メインコンポーネント | シマノ ALTUS | ★★★ |
変速段数 | 24段 (前:3段、後:8段) | ★★★ |
重量 | 9.8kg | ★★★★★ |
サイズ | 15(381mm)、17(432mm)、19(483mm)、21(533mm)、23(583mm) | ★★★★ |
FUJIは日本で創業し、現在はアメリカに本拠を置く自転車メーカー。ツール・ド・フランスに出場するチームへ機材提供を行なうなど、世界的なレースシーンでも活躍しているメーカー。デザイン性の高さにも定評があり、このPalette(パレット)もアルミフレームらしくない細身のデザインが特徴で、見た目通り軽量さも売り。カラーバリエーションも豊富で、サドルやワイヤー、クランクなどへ差し色を挟むなどファッション性も重視した一台。
デザイン性が高い反面、コンポーネントなど走りの部分においてはライバル機種と比較してやや劣る印象。ブレーキやハブといったパーツにはSHIMANO製ではなくノーブランド品が採用されており、デザイン性を重視した一台と言えるかもしれない。クロスバイクにファッション性の高さも求める人には最有力候補の一台。
LOUIS GANEAU LGS-RSR 4
高速巡航を得意とするフラットバーロード
★★★
メーカー希望小売価格 | ¥69,000+税 | ★★★ |
---|---|---|
カラー | ホワイト、ブルー、レッド | ★★ |
メインコンポーネント | シマノ CLARIS/ALTUS | ★★★★ |
変速段数 | 16段 (前:2段、後:8段) | ★★ |
重量 | 10.3kg | ★★★ |
サイズ | 400mm、450mm、500mm、550mm | ★★★ |
LOUIS GARNEAU(ルイガノ)はカナダの自転車メーカー。ルイガノの自転車を街中で目にする機会は非常に多いが、読み方がわからない人も非常に多い。ルイス…がるねう??
このLOUIS GANEAU LGS-RSR 4の特徴は、SHIMANOのロードバイク向けコンポーネントであるCLARISを採用している事。フロント2段ライバル機種がマウンテンバイク向けのコンポーネントを採用している中、LOUIS GANEAU LGS-RSR 4を採用する事から、高速巡航のしやすさへ振られたモデルである。このモデルの位置付け自体、クロスバイクというよりはフラットバーロード(ロードバイクにフラットバーハンドルを装着した物)である。2015年モデルではヘッドチューブがテーパー化され、フロント部の剛性が高められた。