イタリアのNovatec Engineering社の製品「QBike」は、自転車をセットするだけで丸洗いしてくれる洗車機です。洗車場所の確保が難しい都心でロードバイクに乗る人や、泥にまみれるシクロクロスやマウンテンバイクを楽しむ人にはピッタリの製品です。
砂やオイルの汚れには、高圧洗浄+洗剤が有効
泥や砂の汚れは、濡れたタオルなどでそのまま拭いてしまうと、タオルとフレームの隙間にある砂埃が塗装の表面を傷つけてしまいます。また、スプロケットやクランク周りの隙間に入った汚れは、拭き掃除では落とすことが出来ません。こういった場合に高圧洗浄の水圧で砂埃を吹き飛ばし、洗剤でオイルなどの汚れを浮かして落とす事が有効です。
ガソリンスタンドの洗車機のように簡単操作
QBikeは自転車を機械へセットし、お金を入れてコースを選ぶだけ。ガソリンスタンドにあるクルマの洗車機の様に、機械が洗車を全て行ってくれます。クルマの洗車機と異なるのはドライヤーが無いため、最後に水分をウェスなどで吹き上げる必要はあります。しかし、クルマの洗車もそうですが、洗車後の水分をしっかりと手作業で拭きあげる事で、隙間に入った水分をしっかりと取ることが出来、錆防止などに繋がります。
お値段は約24万円
気になるお値段は2000ドル(約24万円)です。ガソリンスタンドの洗車機が一台数百万円〜数千万円する事を考えると、とてもリーズナブルな価格設定です。
都心のロードバイク洗車難民。
クルマやバイクと違い、洗車機が設置されている場所はおろか、ホース式の洗車設備がある場所も都心にはほとんどありません。
都心のマンション住まいの人にとっては、自転車を丸洗いする場所を確保する事はとても難しく、ベランダや風呂場で洗う事になります。しかし、チェーンなどの油汚れは床や壁に付くと染みになってしまうため、家族から非難されてしまい、自転車洗車場難民も多いはずです。
都心の自転車ショップ等に設置されていると、週末のサイクリングやお買い物がてら洗車も…となり、自転車ショップの新しい集客方法に有効かもしれません。
また、シクロクロスやマウンテンバイクのコースは場所によってホースが設置された洗車場所はありますが、こういった洗車機が設置されていたほうが、利用者にとって利便性が高まるのではないでしょうか。