イギリス人初のツール・ド・フランス総合優勝など華々しい経歴を持つ、プロロードレーサーのサー・ブラッドリー・ウィギンス。2015年4月にチームスカイを離れ、リオデジャネイロ五輪を目指すために自身のUCI登録チーム「チーム・ウィギンス」を発足させた。ウィギンスを除くチームメンバーは全員、若手のイギリス人選手で構成されている。
その「チーム・ウィギンス」が、2015年4月28日アメリカのホイールブランド『ZIPP』と、コンポーネントメーカー『SRAM』から機材供給を受ける事を発表した。
SRAMのCEOスタン・デイ氏は「チーム・ウィギンスと、先進的なSRAMコンポーネント、ZIPPホイールがパートナーシップを結ぶことで、若手ライダー育成において素晴らしい方法。言うまでもなく、これまでにイギリスとヨーロッパのスポーツシーンで多大な成果を残しているサー・ブラッドレー・ウィギンスがSRAMとZIPPに乗る事はとてつもない名誉な事。」と述べている。
ウィギンスも「SRAMがチームに加わってくれる事を非常に嬉しく思う。SRAMのコンポーネントは世界最高水準であり、これまでも革新的なプロダクトを生み出し続けている。」と述べた。
これまでチーム・スカイではシマノのデュラエースDi2を使い続けて来たが、ウィギンスは電動のシフターへ不満を持っていた。チーム・ウィギンスでは機械式の『SRAM RED 22』が使用されるとの事。
ZIPPからは、202チューブラー、303、404、808がステージに応じ使用される予定で、タイムトライアルでは808、Super-9 Discを使用する予定との事。
ZIPPのFacebook公式ページでは、真っ白なフレームのPinarello DOGMA(ピナレロ・ドグマ)と共にZIPPのホイール、SRAMのコンポーネントが装着されたチーム・ウィギンスのニューマシンを見ることが出来る。