「40km走行して120秒短縮」をキーワードに、S-WORKS Vengeがフルモデルチェンジを果たし『S-WORKS Venge ViAS(エスワークス ヴェンジ ヴァイアス)』として生まれ変わった。この特異な外観を持つエアロロードバイクの特徴をチェックしてみよう。
Venge ViASはTarmac SL4より5分速くなった
スペシャライズドによれば、風洞実験の結果、S-Works Venge ViASは40kmの距離でTarmac SL4より120秒速くなっているそうだ。
この120秒=5分短縮は、どの様な進化がもたらした結果なのか。
スペシャライズドはVenge ViASのために風洞実験施設まで造った
開発チームの掲げた目標は「史上最速のエアロロードバイクを製作すること」。スペシャライズドはこれを実現するために、自社で風洞実験施設“WIN-TUNNEL(ウィントンネル)”を造ってしまう程の徹底ぶりだ。
このウィントンネルにおいて、延べ1,000時間以上のテストが繰り返された結果、この既存のロードバイクデザインを覆すような独特のフレームデザインが生まれたのだ。
さらに、F1やスーパーカーメーカーとして有名なイギリスの『マクラーレン』と、過去にコラボレーションモデルを発売したノウハウの蓄積もあり「Venge ViASはTarmac SL4より5分速くなった」と自信を持って謳う結果を出したのだ。