専用設計のエアロホイール『ロヴァールCLX 64』
エアロロードバイクの空力性能に欠かせない存在のエアロホイールも、Venge ViASの為にリム断面やハブ形状を見直すなど専用設計されている。
64mmハイトリムの『Roval CLX 64ホイールセット』に組み合わされるフロントタイヤも、Venge ViAS専用設計の22Cサイズの『S-WORKS Turbo』。フロントのみ21mmのリム内幅とする事で、理想的な空力性能を実現している。
Vengeを所有する事は、スーパーカーを日本で買う事と同義
S-WORKSと言えばペーター・サガン(ティンコフサクソ)の駆るデジタルカモフラ柄が施された旧ヴェンジのイメージもあり、ファッショナブルで、簡単に言うと「今っぽい」雰囲気を感じる。
以前に、スペシャライズドの方は「ヴェンジはデザインで買われる方もいらっしゃいますね」と言っていた。すごくわかる。ヴェンジのマッスルなフレームデザインは、他のロードバイクのどれとも異なる異質な存在感を持っている。
ヴェンジの持つポテンシャルを全て発揮出来る脚力が無かろうとも、所有するだけで得られる満足感は、フェラーリ等のスーパーカーを所有する喜びと似ているのだろう。(ヴェンジの歴史を考えればフェラーリではなくマクラーレンが比喩としては妥当か)
FIVE MORE MITUNE
5分間–たいした長さには聞こえないかもしれませんが、時計の針がチクタクと動く以上の価値があります。遊ぶ時間が5分、愛する人との時間が5分、そしてリラックスする時間が5分増えるとしたらどうでしょうか?私たちは皆さまに時間をお返しできるよう取り組んできました。それをどのように達成したか、ご覧ください。
これはS-WORKS Venge ViASのスペシャルサイト冒頭に記された一文だ。このVenge ViASに限らず、スペシャライズドのサイトへ掲載される文章はいつも感性へ訴えかける演出が上手である。
ただカタログ数値で「スゴイでしょ?」と押し付けず、その機能がどの様な豊かさをオーナーへもたらすのか?を伝える、まるでアップル製品の広告の様に、見る者のイメージを掻き立てる演出だ。
S-WORKS Venge ViASはロードレースの頂点で戦う、最先端のスーパースポーツロードバイクだ。ポテンシャルを全て発揮させる事が出来なくて当然である。
スーパーカーを日本で所有する事と同義だ。最高時速300km/hオーバーを出す道路はサーキット以外、日本のどこにも無いのだから。
S-WORKS VENGE VIAS DI2
完成車価格:1,340,000円(税抜)
カラー:Shown in Satin Carbon、Rkt Red/Lt Blue/White
フレーム素材:カーボン
フロントフォーク素材:カーボン
ハンドルバー:S-Works Aerofly ViAS
フロント/リアブレーキ:Venge ViAS
メインコンポーネント:Shimano Dura-Ace Di2, 11-speed
カセットスプロケット:Shimano Dura-Ace, 11-speed, 11-28t
クランクセット:S-Works FACT carbon, OSBB, Quarq Power Meter, 52/36T, w/ CeramicSpeed ceramic bearings
ホイール:Roval CLX 64, tubeless ready
フロントタイヤ:S-Works Turbo, 120TPI, folding bead, BlackBelt protection, 700x22mm
リアタイヤ:S-Works Turbo, 120TPI, folding bead, BlackBelt protection, 700x24mm
サドル:Body Geometry S-Works Power, carbon rails, 143mm
シートポスト:Specialized Venge, FACT carbon