ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
2013年、さいたま市で開催された「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」。クリテリウムとは、閉鎖された市街地で行われる短距離の周回レースのことです。「ツールドフランス」の名を冠したツール・ド・フランス公認レースの開催はこれが世界初でした。2014年、名称が現在の「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」に変更、その後も毎年開催され、今年11月4日(土)に5回目の大会を迎えます。
昨年は、ツール・ド・フランス 2016・個人総合優勝のクリス・フルーム選手、ポイント賞のペーター・サガン選手、山岳賞のラファル・マイカ選手、新人賞のアダム・イェーツ選手が揃って出場、日本に4賞ジャージ獲得選手が全員揃ったことで大きな話題となりました。
14チームが参加
ツール・ド・フランス2017に参加したチームの中から7チーム(28名)、国内からは7チーム、計14チームが集結。さらに、女子選手と男子ジュニア選手が7名、パラサイクリング選手も7組出場します。今年はどんな選手が国内外から参戦するのでしょうか。10月6日(金)に出場選手発表イベントが開かれますが、すでに2名の出場が確定しています。
ダブルツールを達成したフルーム選手
まず、真っ先に発表されたのが、2013年の第一回大会から連続出場しているクリス・フルーム選手(チーム スカイ)。今年はツール・ド・フランス2017とブエルタ・ア・エスパーニャ2017を制しダブルツールを達成!そんな乗りに乗っているフルーム選手をこの日本で見ることができるとあって、これまで以上に注目を浴びることは間違いありません。マイヨ・ジョーヌを着たフルーム選手はどんな走りを見せてくれるのでしょうか?
フルーム選手からのメッセージ
毎年、さいたまクリテリウムで世界のトップ選手達と競えるのは大変光栄なことであり、今年もさいたまに戻って来られることをとても楽しみにしています。沿道に集まって応援してくださるたくさんのファンの皆さまのおかげで、私にとって、さいたまクリテリウムは特別なレースです。今年はここまで過酷なシーズンになっていますが、何とか乗り切り、さいたまクリテリウムでの優勝を狙いたいと思います。
2017 Le Tour de France SAITAMA Criteriumより引用
ツールでステージ5勝した最強スプリンター、キッテル選手
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ツール・ド・フランス2017で、21ステージ中5つのステージで勝利しスプリンターとしての圧倒的な力を見せつけたマルセル・キッテル選手(クイック・ステップ フロアーズ)も参加が決定。さいたまクリテリウムへの出場は今回で4度目、2014年の優勝者でもあります。
昨年までとの違い
コースが2年ぶりに変更
今年は、さいたま新都心駅東エリアに新設された道路がコースに組み込まれます。これにより、フィニッシュ直前が300mの直線コースとなるので、昨年以上にゴールスプリントが白熱しそうです。
チーム・タイムトライアル&スプリントレースが追加
2017大会では、チーム・タイムトライアルとスプリントレースが実施されることが発表されました。チーム・タイムトライアルは各チーム3名で行うチーム戦。スプリントレースは各チームの代表選手によって争われます。優勝候補の筆頭は、やはりキッテル選手でしょう。
コースマップ&大会概要