イギリス・マン島が生んだ元ロードレース世界王者マーク・カヴェンディッシュが2018年8月から鬱病を患っていた事を、自国メディア「Cycling news」の取材で明らかにした。
Mark Cavendish: I've battled quite hard with depression | https://t.co/6q532pJqbB pic.twitter.com/tkDwXF5zR0
— Cyclingnews.com (@Cyclingnewsfeed) April 7, 2020
「凄く暗かった」
カヴェンデッシュは2007年にツール・ド・フランス(以下ツール)に初出場してからはステージ通算30勝と歴代2位(2020年4月7日現在)の記録を誇る、世界トップクラスのスプリンターだ。
2017年の勝利数はアブダビ・ツアー第1ステージの1勝のみ。同年のツールでは落車の影響で第5ステージで棄権。翌年2018年はシーズン序盤のドバイ・ツアー第3ステージでの勝利を最後に、優勝から遠ざかって行った。
きっかけは同年ツール終了後の8月。エプスタイン・バール・ウイルスに感染した際に鬱病とも診断され、2つの病気を患った。
インタビューでは
「ここ数年の不調は体調だけではなかった。2018年8月に鬱病と診断されてから僕は厳しい鬱と戦ってきた。いつレースに復帰出来るのか分からない状態が2年も続いてた。薬は飲んでいないよ。なんとかしないとと思って助けを求めたよ。僕は凄く暗かった。でも今はもう回復して、物事を前向きに捉えられているよ」と述べている。
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