「クライミングバイク」には欠かせない軽量さ
さらなる軽量化も今回の大きな変更点だ。サーヴェロによると、新「R5」は703gのフレーム(56サイズ)と329gのフォーク、軽量化されたハンドルバー・ステム、シートポストにより計130gの削減が実現したそうだ。これは前年モデルからの16%にも及ぶ軽量化を意味し、UCIによる最軽量制限の6.8kgまで優に届く値となっている。
まさに「クライミングバイク」と呼ぶにふさわしい内容だ。
エアロダイナミクス(空力性能)も新たに考慮
2022年モデルの「R5」の進化は快適性の向上と軽量化だけではない。サーヴェロは従来の「R5」のデザインに深く組み込まれていなかった「空力性能」の向上にも新たに着手。
ケーブル類を全て内装式に変更し、よりすっきりとしたコックピットに仕上がっている。これにより空気抵抗の削減も実現された。内装式に特化したモデルとなるため、新たな「R5」は電動式コンポーネント・油圧ディスクブレーキ専用フレームとなっている。
(機械式コンポーネント、ワイヤー式ブレーキは取り付け不可)
よりライドの幅を広げる、より幅広なタイヤクリアランス
新「R5」の最後のアップデート事項は、より幅広になったタイヤクリアランス。従来の最大30mmまで対応するクリアランスから、34mmへ拡大。前傾でアグレッシブなポジションを維持しつつ、より様々な路面での高速走行を楽しみたいライダーに向けた変更となっている。より快適に改良されたフロントエンドと合わせ、ライドの幅を広げてくれる仕様となっている。