今月、GIANTからアルミトラックレーサーのOMNIUM(オムニアム)が発売されました。トラックレーサーと言われるとピンとこない人がいるかもしれませんが、トラックレーサーは一般的にピストとして知られています。
トラックレーサーはロードバイクと比べて何が違うのか
トラックレーサーとロードバイクの一番の違いは、変速機がなく固定ギアであるという点です。一輪車のように動いている間はペダルを回し続けなければなりませんし、ペダルを逆回転させるとそれに合わせてタイヤも逆回転します。
また、トラックレーサーにはブレーキがないため、公道で走ることは法律で禁止されています。今回発売されたOMNIUMもブレーキを装着することができないため、公道走行はできません。
OMNIUMを見ると、ハンドルの形もロードバイクとは違うことが分かります。ブラケットやブレーキレバー、シフトレバーがない、シンプルな曲線のみで作られたハンドルは、ピストバーと呼ばれています。
2020年東京オリンピックに向けて
トラックレーサーは公道を走ることができないため、自転車愛好家にとってもまだまだ馴染みが少ない自転車です。しかし、2020年に開かれる東京オリンピックに向けて各種競技が徐々に盛り上がりを見せる中、正式種目の一つであるトラックレースへの関心もこれから高まっていくと思われます。参考までに、トラックレースは個人スプリント、チームスプリント、団体追い抜き、ケイリンおよびオムニアムという、5つの種目が予定されています。
オムニアムとは何か
オムニアムとは、スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースという4種類のレースを1日で行い獲得ポイント数でトラック最強を決める競技です。GIANTのOMNIUMはその名の通り、この過酷な競技を想定したトラックレーサーとして誕生しました。
GIANT OMNIUM
フレーム | ALUXX SL-Grade Aluminum OLD120mm |
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フォーク | Advanced-Grade Composite, Aluminum OverDrive Column |
BBセット | SRAM GXP FOR 68mm ROAD WIDE AXLE73 SPACER |
クランクセット | SRAM OMNIUM 48T |
ギア | FIX 1/2X1/8″ 16T |
ホイール | GIANT SLR1 Carbon |
サイズ | 465mm(S) / 500mm(M) / 535mm(ML) |
価格 | 150,000円(税抜き) |
リム | GIANT Aluminum Aero 42mm |