UCIプロチームのFDJ(エフデジ)への機材提供でも知られているフランスの自転車メーカー、LAPIERRE(ラピエール)。公式サイトには、すでに2018モデルのラインナップが掲載されているが、今回はその中からAIRCODE SL(エアコードSL)シリーズを紹介する。
デビュー以来グランツール等、世界のレースで活躍してきたAIRCODE SL
2015年、AIRCODE SLはデビューレースのジロ・デ・イタリアで区間3勝、ツール・ド・フランスでは個人総合3位および新人賞を獲得、ブエルタ・ア・エスパーニャでも区間2勝するなど、トップ選手達のポテンシャルを引き出してくれるエアロロードバイクだ。昨年もフレームがブラッシュアップされたが、2018年モデルはさらに大きな進化を遂げている。
2018モデルはエアロ形状が大きく変化
フレームを2017年モデルと比べると素人目にもその差は歴然である。とにかく、写真を見てその違いを感じてほしい。
最も目立った変更はシートステー集合部。流れるような流線形になっているのが分かるだろう。そのほかにも、フォークやトップチューブなど、各部分が洗練されている。これらの変更により、AIRCODE SLシリーズのエアロ性能は大幅に高まったと言えるだろう。
エアロシートポストに変更
これまでのAIRCODE SLは一般的な丸いシートポストを使用していたが、今回のモデルチェンジでエアロシートポストが採用された。エアロシートポストは一般的なシートポストと比べ快適性が劣ると言われるが、ラピエールはこの問題を解決するためにシートポスト上部にゴム製の衝撃吸収素材をはめ込んでいる。
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