3月2日、日本のフレーム製作所でありCHERUBIMブランドのロードバイクを販売する今野製作所は、かつての名作クロモリロードバイク『3Rensho』ブランドの限定復刻を発表した。
3RENSHOって?
3RENSHO(3連勝)はフレーム製作者の今野義 氏プロデュースのモデル。
現在ではケルビム創業者の今野仁 氏の兄弟が、当初「シクロウネ」というブランド名で始め、3RENSHOという名前に定着した。
中でもシクロウネでチーフビルダーとして、ロードレーサーフレームを製作していた牧野正彦氏は現在もMAKINOのブランド名でオーダーフレーム製作を行なっている。様々なトラックフレームやロードバイクを製作し、プロがレースで使う競技車を数多く製作していた事で有名。当時は奇抜なデザインのフレームも製作しており、世界中にファンを持つブランド。現在でも多くのフレームなどが中古市場で取引され、常に価値ある存在として認知されている。
The dark grey 3Rensho bike is finally home. Can’t believe it’s been over 7 years since we were together.
Sauce:
Frame – 3rensho Super Record Export NJS 55cm
Headset – Campy NJS
Bottom Bracket – Sugino75 NJS
Stem – Cinelli (panto’d)
Handle – 38cm Sakae A… https://t.co/HygShC1QLw pic.twitter.com/T8hkIBGe5d— Jhan Quaismoondo, MD (@zekerache) March 27, 2020
兄弟で紡ぐ名作の遺伝子
現在でこそ3RENSHOのブランドはなくなったものの、その遺伝子は生きている。
今野義 氏の兄である今野仁 氏のブランド『CHERUBIM(ケルビム)』にて限定復刻生産が決定した。『3RENSHO』の商標を正式に受け継ぎ生産する模様。
台数は8台限定。「ラグからチューブまで今野義氏の遺伝子を感じられる仕様」との模様なので、乗り味は名車に似たものになるのだろうか。期待度が高まる。