観光気分で楽しむ「サウジツアー2022」
グランツールやモニュメントなど、ヨーロッパで開催されるレースのみ観戦経験がある方にとっては、サウジツアーは異色な体験になるだろう。
簡単に言うと、西ヨーロッパ諸国でのみ旅行経験がある方が、中東諸国を初めて訪れた際に味わえるような感覚だ。
そこで今回は、スポーツとしてのロードレースの専門的な視点よりも、観光気分で楽しむ「サウジツアー2022」の魅力を簡単にご紹介する。
5日間で800km走破 in「アル・ウラー」
レースが開催されるのは2月1日〜5日までの5日間。舞台は北西部メディナ地方にある「アル・ウラー(AlUla)」。
国土の9割以上が砂漠というサウジアラビア。レース開催地も無論、砂漠地帯だ。
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第1ステージ(2月1日・火)
Winter Park(198km)
第1ステージは大会最長の198km。Winter Parkを出発して戻ってくるコースだ。
注目ポイントは残り約20km付近で通過する「ヘグラ(Hegra)」。こちらには、2008年に国内初のユネスコ世界遺産に登録された「アル=ヒジュルの古代遺跡(マダイン・サーレハ)」がある。
紀元前1世紀〜紀元後1世紀に繁栄した街の遺跡だ。
しかも、このヘグラ付近はグラベルセクションとなっている。景色とともに選手たちの走りをより楽しめる区間になるだろう。
参照:JTB 海外観光ガイド
第2ステージ(2月2日・水)
Taibah University〜Abu Rakah(163.9km)
第2ステージはアップダウンが比較的多いコース設定。
注目ポイントは、フィニッシュ地点の「Abu Rakah」手前にある「きのこ岩(Mushroom Rock)」。
本ステージのフィニッシュは、標高1,273m。ラストスパートは急な登り坂となっている。あいにく選手たちにとっては、綺麗な景色を堪能…という訳にはいかなさそうだ。