自転車のフレームって何からできているの?
「自転車」と一口に言ってもその中には競技向けの自転車から普段使いが目的のシティ車まで、幅広い車種が存在している。
競技向け自転車においてもその素材は時代とともに変化してきた。近年ではカーボン一強のように見られがちだが、クロモリやアルミなどの「金属系フレーム」が今見直されている。
本記事では、そんな金属素材に焦点を当て、ご説明・ご紹介していく。
「スチールフレーム」
まずご紹介する金属系フレームは、「スチールフレーム」と呼ばれるもの。
特にスポーツ系自転車ではよく目にする「スチールフレーム」というワード。「スチール」とは日本語訳すると「鋼」という言葉になる。鋼は鉄を主成分に炭素などを混ぜた「合金」のこと。例えば「ステンレス」も鉄とクロムを混ぜた合金でこれも「鋼(スチール)」に分類される。
つまり金属系フレームの中でも、”鉄を主とした合金のフレーム”を「スチールフレーム」と呼んでいるのだ。
ではステンレスのように、スチールフレームに分類される素材には、他にどんなものがあるのか。
スチールフレームに分類され、最も一般的に使用される素材、「クロモリ」と「ステンレス」についてご紹介していく。