ケミカルで見た目も性能も

FINDBIKEにて解説している「ロードバイク初心者向け」シリーズ。

本記事は、初心者が真っ先に揃えるもの・やるべきことではないが、覚えておくと便利なケミカルの話。ケミカルとは、「自転車整備で使用するグリスやオイルなどの薬品類」の総称。自転車のメンテナンスにおいてケミカルを使用した洗車やチェーンオイル注油は初心者でも必須なスキルだ。

自転車用のケミカルは、洗車に使う「洗浄剤」、オイルやグリスなどの「潤滑剤」、加えてカーボンパーツの滑り止めやネジ止め用の「摩擦増強剤」数多くの商品が販売されている。今回はこの3種類を、使用頻度が高いものからご紹介しよう。

駆動系に使用する洗浄剤系ケミカル

©️和光ケミカル

洗浄剤系ケミカルにも様々なタイプがあるが、日常のメンテナンスや場所の問題により水を使用できない場合は、泡タイプや水が不要の洗浄剤を使うと良い。こういった製品は洗浄剤が汚れを浮かしてくれるため、仕上げはウエスや不要になった布で拭き上げるだけと、非常に簡単だ。

屋外で水を使った洗車ができる環境では、液体の洗浄剤「ディグリーザー」がオススメ。

©️Mac-off

ディグリーザーは液体の製品で、チェーン専用の洗浄ツールでも使用しやすく、洗浄力も高い。特殊なディグリーザーでない限り、水に溶けてすすぎやすいため洗浄剤が車体に残ることも少ない。

「パーツクリーナー」と呼ばれる洗浄剤もあるが、こちらはゴム・樹脂製のパーツの劣化を早めてしまう恐れがあるため注意が必要だ。

また、このような洗浄剤はただ使えば良いというわけではない。お風呂掃除などと同様、擦って汚れを落とさなければならない。使用済みの歯ブラシなども洗浄に使えるが、できるだけ毛が長い刷毛などの方が、細かい部分までブラシがいきわたるのでオススメだ。

車体に使用するケミカル

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