ビジネス系SNSで新しいスポンサーと出会う

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新しいスポンサーである「EFエジュケーション・ファースト」との契約はどういった経緯だったの?

JV:最初の出会いはロンドンで開幕を迎えた2014年ツールだった。それ以来特に何もなかったんだが、今回の騒動を聞いたEFに務める自転車ロードレースファンが、LinkedIn(ビジネス特化型のSNS)を通してメッセージを送ってきたんだ。

「スポンサーの提案書を送ってくれないか?送ってくれればうちの会社で議題に上げてみる」と。

僕は深く考えずに「もちろん」と資料を送ったんだ。

LinkedInに救われるなんで、初めての経験じゃないか?

JV:もちろんだ。あの時、LinkedInやTwitterなどあらゆるリアクションに対して応答したんだ。何が功を奏するかわからなかったからね。でも考えても見てよ、LinkedInのメッセージに返信することなんて人生で何回あると思う?(笑)

その翌日か翌々日だったかは覚えていないけど、ロンドンに住んでいるEFの社長フィリップ・ハルトから電話を貰ったんだ。もちろん知らない番号からの電話なんて普通は取らないけどね。本当に取ってよかったよ(笑)

君がこのツイートをした時にはチーム存続の可能性はどれくらあったんだい?


「とても興味深いことが起こっている。注目していてくれ。僕たちは諦めない。」

チームを売り渡す交渉も

JV:まだ全然わからなかった。EFとの話し合いの後、現オーナーであるダグ・エリスとニューヨークで「あるチーム」と会っていたんだ。そこがワールド・ツアーライセンスや選手との契約、スタッフなど全てを含め買い取りたいとオファーしてきた。

ダグと僕は決断に迫られたんだ。

もしEFのスポンサーを受ければ来季の1年はチームを維持できるが、2018年にまた同じような状況に陥る可能性があった。

それに存続の保証が1年しかないチームがウランと3年契約をするなんてことはやはりおかしいと思ったんだ。だからEFが1年しか保証してくれないようだったら、大人しくこのゲームから降りる(身売り)しかなかった。

同じことの繰り返しになるからね。

JV:そうなんだ。来年またクラウドファンディングするなんてことはしたくなかったし、2年連続はそれほどの効果もないだろうし…何より汚いやり方だしね。

だからダグと僕はEFと再度交渉したんだ。「君たちと契約したいがもう少し経済的な、長期的な保証があるものでないと無理だ」と。

EFのスゴいところは保留にした交渉をもう一度行ってくれたことだ。普通なら良い顔をしないことなのに。

スポンサー契約、そしてクラウドファンディング